
最恐のファッションスポットを知っているかーーアスファルトからの照り返しも半端ない8月某日の昼間、街を歩いていたらどこからともなくそんなささやきが聞こえてきた。ぎょっとして振り返ったが誰もいない。酷暑の夏が聞かせた幻聴だったのか、それとも……。ささやきに導かれ、35度超えの8月下旬の猛暑の中、ファッションビルから某有名出版社、原宿の人気ショップ、名門ファッションスクールまで、霊感が強いフォトグラファー武田大典と最恐スポットをパトロールした。(この記事は「WWDJAPAN」2025年9月1日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
Spot:海外でも人気の某ブランド店舗
霊の通り道?店内で相次ぐ怪奇現象
店内のある場所では悪寒が止まらず

「やばいやばい。ここはやばい」
(フォトグラファー武田大典)
調査対象の某ブランドの店舗は、多くの訪日客でにぎわう原宿エリアの、メインの通りから一本入った場所にある。やや小ぶりの店舗には、いつも訪日客の行列ができるほど海外でも人気がある。フォトグラファーの武田は、この古めの一軒家をリノベーションした店舗に入るやいなや「ここはやばい」を連発。冷や汗をかき過ぎて、店舗を出ると、神宮前3丁目のローソンに駆け込んでペットボトルの水をがぶ飲みする事態に。
Episode
在庫置き場の誰もいないはずの2階から「足音が聞こえない?」と販売員同士で話していたら、なぜか急にブレーカーが落ちて店内が真っ暗に。他にも霊の通り道なのに、内装で鏡を多用し、一部が合わせ鏡になっていて、鏡に何か映っていそう、というか実際によく見えたりするので怖い(20代女性、販売員)
Spot:某出版社
定期的に祈禱師がお祓い
周辺の再開発で帰り道がさらに怖く

「うわさほどではないですね」
(フォトグラファー武田大典)
某出版社のオフィスは「あるフロアはライトを新品に取り替えてもなぜか暗い」「定期的に祈禱師がお祓いに来る」などの心霊談や怪談話に事欠かない。ファッション編集者の間ではけっこう有名だ。もともとが病院だったことが、そうしたうわさに彩りを添えている。ただ、フォトグラファー武田は「あれ?大丈夫ですね」と意外と平気そうだった。ただ、周辺が再開発真っ最中なので帰り道が暗くて怖い。
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