ステージ衣装を専門に学ぶ学生たちが語る、夢への道のり。アイドルやアーティストの衣装に魅せられ、自らの手でその輝きを生み出そうとする若きクリエイターたちは、何をきっかけに作り手を志し、どんな未来を描いているのか。アイドルやミュージシャンの衣装デザイナーを目指して、大阪の上田安子服飾専門学校の舞台衣装専攻で学ぶ3人の学生に、座談会形式で本音を語ってもらった。(この記事は「WWDJAPAN」2025年8月4日号からの抜粋です)

小林ひなた(3年生)
インスタ @___h.43
幼少期からダンスをしてきた小林さんは動きやすさを意識した色鮮やかなセットアップと華やかなドレスをデザイン

宮城麻衣(2年生)
インスタ @__kirapipi__
プリキュアのような衣装が好きと語った宮城さんの制作するドレスは、女性ヒーローのコスチュームを思わせる

井上こころ(2年生)
インスタ @kokoro__inoue
クリエイター仲間たちとよく作品撮りをするという井上さんはアニメの世界観を感じさせる衣装を制作する
“推し”への愛から全てが始まる
ステージ衣装制作を志す若者たちのリアル
WWD:上田安子服飾専門学校に進学し、衣装制作を志す理由は?
宮城:もともとAKB48やアイカツなどのアイドルグループが好きで、アイドルの衣装を作りたくて別の服飾系の学校に通っていました。そして授業の中で、アイドル衣装を作るという企画を自分で立ち上げたにもかかわらず何度も失敗してしまい、技術的に不十分だと感じました。もっと本格的に学びたいと思い、この学校に入学を決めました。
井上:私は中学のころからファッションに興味があって、高校も服飾の専門コースでした。なにわ男子のライブを生で見たとき、衣装がアイドルをより輝かせているのを実感して。自分もそういう存在になりたいと思ったのがきっかけです。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
購⼊済みの⽅、有料会員(定期購読者)の⽅は、ログインしてください。
