ファッション
連載 ファッション&ビューティパトロール 第86回

NewJeansよ 、永遠に。ファッション業界からのラブレター

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K-POPの世界は次から次へと新しいスターが生まれるが、その中でもNJZ(旧NewJeans)は異色の存在だ。Z世代のアイドルと思われがちだが、実は、30〜50代の“おじさん世代”も夢中になっている。

理由はシンプル。彼女たちの音楽が、1990〜2000年代のR&Bやシティポップの香りをまとっているから。MDやウォークマン世代にとって、あの浮遊感あるメロディーやレトロなMVは「懐かしいのに新しい!」と刺さるものだった。そして、彼女たちが打ち出したY2Kスタイルは、まさにおじさん世代が若いころに流行したファッション。特に昨夏、村上隆さんや藤原ヒロシさんがNJZとコラボしたときは、全おじさんが歓喜した。(この記事は「WWDJAPAN」2025年4月7日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

おじさんたちが異様に盛り上がっている光景を目の当たりにした若者たちは、いつしかその現象を“NewJeansおじさん”と呼ぶようになった。ときに“NewJeansおじさん”は、K-POPファンから「NewJeansしか知らないくせに」とやっかみがられているらしい。肩身は狭いが、そんな現象にまんまと沼ったおじさんの1人が僕だ。

熱狂的な“バニズ(NJZのファンの愛称)”である僕は、3月23日、「コンプレックスコン香港(ComplexCon Hong Kong)」で、グループ名をNJZに変更してから初のパフォーマンスを(おじさんパワーを使って)目の前で観た。新曲「Pit Stop」に大興奮したのも束の間、まさかの活動休止宣言。これには、さすがの僕も戸惑いを隠せなかった。全おじさんが泣いた。

……だけど、K-POPにサプライズはつきものだろ?みんなが復活を待っている。というわけで今回は、ファッション&ビューティ業界のZ世代からおじさんまで、さまざまな人たちにNJZへのメッセージをもらった。

「どんな困難も乗り越えられる。ファンのために、音楽のために、そして私たちの信じるもののために。ありがとう、ミンジ、ハニ、ダニエル、ヘリン、ヘイン。3月23日のコンサートに来てくれた全ての人に感謝します。共に成し遂げました」
ボニー・チャン・ウー/コンプレックスチャイナCEO

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