ファッション

「トム フォード ビューティ」が50色のリップ発売 各色に親交ある男性の名前をネーミング

 ニューヨーク発—「トム フォード ビューティ」は、全50色のリップコレクション「トム フォード リップ&ボーイズ」を12月26日に販売を開始した。同ブランドを取り扱う400店のうち200店で、さらに北アメリカでは100店で取り扱う。日本では2015年1月2日から30色の限定販売が決定している。価格は各32ドル(日本では本体価格3700円)。

 「トム フォード ビューティ」のビジネス規模は現在、3億7000万ドル(約429億2000万円)程度。しかしトムは、エスティ ローダーグループの「クリニーク」や「M・A・C」「エスティ ローダー」に並ぶビッグブランドを目指している。「冗談ではなく、30億ドル(約3480億円)クラスのビジネスにしたい。世界トップ5に入るラグジュアリー・ブランドを目標にする。そのために、革命的でオリジナリティーに富んだ製品を発表していきたい。今回は、50色のコレクションを一度に発売し、各色には今まで私と関わってきた男性の名前をつけた。さらに最近は小柄なバッグやクラッチが人気なことから、リップを便利なミニサイズにデザインし、他ブランドとの差別化も図った。こういった革命が重要だと思っている」とトム。

 トムがエスティ ローダー傘下で「トム フォード ビューティ」を設立し、ビューティ業界に参入して約10年が経つ。彼は、ユニセックスの香水やブランド独自で開発したリップカラーなど、多くの製品を手掛けてきた。同ブランドの売り上げは、約30%がカラーコスメによるもの。エスティ ローダーのジョン・デムジー=グループ・プレシデントは、「香水とカラーコスメの売れ行きは好調。中でもリップは人気製品だ。売り上げは毎年35%伸び、規模はどんどん拡大している」と話す。 

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Is AI GOOD?AIがもたらす「ゲームチェンジ」

「WWDJAPAN」12月1日号は、ファッション&ビューティ業界でいよいよ本格化する“AIゲームチェンジ“を総力特集しました。11月19日のグーグル「ジェミニ3.0」発表を契機に、生成AIは「便利なツール」から「産業の前提インフラ」へ変貌しつつあります。ファッション&ビューティ業界で浸透する生成AI及びAIの活用法とゲームチェンジに向けた取り組みを紹介しています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。