ファッション

「スリーワン フィリップ リム」2015-16年秋冬NY 10周年を迎え、自らのアイデンティティを再構築

 「スリーワン フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は、今年でブランド設立10周年のアニバーサリーイヤーを迎える。これまでフィリップ・リムが積み上げてきた自身のブランドのアイデンティティーを見つめ直し、再構築するシーズンとなったようだ。

 スカーフヘムのアンバランスな裾のバランス、歩くたびにひらひらと揺れるひも使い、シャツドレスの上にたすきのようにストラップをかけるディテール使いなど。さらにメンズライクなスーツ、トレンチコート、ミリタリーウエア、フェミニンなドレスなど、フィリップ・リムの得意とする“基本の型”をしばったり、ほどいたり、解き放したり、築き上げてきた自らの型を再構築しているかのようだ。

 ファースト・ルックはスカートの上に腰にシャツを巻いたように、チェックの大きなスカーフヘムの生地を重ねた動きのあるシルエット。ダブルブレストジャケットに合わせたスカートは、アシンメトリーなフォルムでストラップが歩くたびにひらひら揺れる。

 ナイロンのカーゴパンツに白のバイアスカットのシルクトップを合わせたり、ジップアップブルゾンに繊細なレースのブラウスを合わせたり、さらにカーキのミリタリーブルゾンにタイトスカート合わせるなど、フェミニンなアイテムとハードなアイテムをミックスしたコントラストが際立つ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。