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芸能事務所スターダストグループが化粧品事業本格参入 鈴木えみがアドバイザー

 芸能事務所のスターダストグループが12月23日に美容液「ソフィスタンス」3種の発売を開始し、化粧品事業に本格参入した。担当するのはグループ傘下のSDIビューティ&ヘルスで、会社立ち上げと同時に化粧品製造販売業資格も取得した。これまで所属タレントと化粧品企業とのコラボレーション製品を手掛けたことはあったが、スターダストグループとして開発から販売まで行うのは初めてとなる。

 「ソフィスタンス」は近年注目を集める常在菌ケアと、自社で開発した“美活菌発酵液”が特徴。公式サイトでのみの販売で、普通肌・油性肌向けの「スピリット」、乾燥肌・敏感肌向けの「アドバンスト」、エイジングケア向けの「フローレス」の3種(各120mL、8000円〜)をラインアップする。グループの強みを生かし、美容知識が豊富でファッションデザイナーとしても活躍する鈴木えみが開発アドバイザーとして加わったほか、パッケージデザインの監修も行っている。

 化粧品事業を本格的に行うきっかけとなったのは、7年前に肌荒れに悩むスタッフやモデルのために社内に設置したラボの存在がある。「歴史作品を書いていた所属作家が漢方や市販の化粧品材料について調べていた際に、古文書からコメ由来の発酵液による自然療法を見つけ、試作品を男性社員に使ったところひどい肌荒れが改善された。改良して所属モデルたちに配ってみるととても評判がよく、身内のみで使われる化粧品として社内に浸透していった」と松山友美SDIビューティ&ヘルス担当者。

 これまでは小さな社内ラボで作り希望者に配布していたが、スタッフの家族や社外の関係者にも愛用者が増えて生産量が追いつかなくなったことから、会社を立ち上げてビジネスとして取り組むことになった。“美活菌発酵液”にこだわり、その力を最大限に生かす製品としてまずは美容液のみを展開する。

 「ラボ設置当初の開発メンバーはそれぞれ別の仕事を持ち、兼任で研究や開発を行っていた。化粧品についての知識や開発の経験がなく、純粋に肌によいものを作るという目的だけを共有できたことが、新たな素材・処方の発見につながったと思う。『ソフィスタンス』はOEMで作っているが、社内ラボで作っていた処方を再現できるメーカーを探し、同等のパワーが得られる処方で作っている」(松山担当者)という。

 今後はブランド認知を高めるためにSNSやプレゼントキャンペーンなどで訴求するほか、来春にはアスリートやパフォーマーに向けた製品も展開する予定。「まずはスキンケアブランドのラインアップを整えることが第一目標。ただ、厳しい目を持つプロにも感動してもらえるような製品を作ることが絶対条件のため、時間は掛かると思う。韓国コスメをはじめ製品トレンドのスピードが加速化している時代だが、そういう時代だからこそ一点一点大切に、こだわって作った製品を世に出したい」(松山担当者)。