ファッション

とんだ林蘭による渋谷パルコの「ポップ バイ ジュン」 中身はどうなる?

 ジュンが運営し、スタイリストの山本康一郎がコミュニケーションデザインを手掛ける渋谷パルコの「ポップ バイ ジュン(POP BY JUN)」は12月20日、アーティストのとんだ林蘭によるライフスタイルブランド「マッドフルーツ(MAD FRUITS)」のポップアップショップをオープンする。2月中旬までを予定する。

 「マッドフルーツ」は今年の夏にスタート。食器や生活雑貨が好きだったというとんだ林が、普通のモノではなく、生活にスパイスを与えられる“変”なモノをイメージし、そのとき作りたいモノを流動的にデザインする。「年内に本格的なポップアップショップを開きたいと思っていたときにジュンからお話をいただいた。最初はギャラリーの予定だったけど、モノ作りを始めたタイミングだったので、物販もやりたいと提案した」という。

 ポップアップショップには、窯元に通って作ったという有田焼が並ぶ。マグカップは、とんだ林自身が粘土を手でこねてデザインしたいびつな形が特徴だ。「有田焼は自由度が高く、やりたいことを表現できた。最初はビジュアルのデザインから入って、その中で実用性も考えていく感じ。マグカップはインテリアとしても使って欲しい」と話す。“噛んだガム”やネジ型の箸置きなど、ユニークなアイテムをそろえる。

 また、ジュンとブランド初のアパレルアイテムも制作し、ニットやTシャツ、ロングスリーブTシャツ、トートバッグ、キャップ、サングラスなどをラインアップする。コラージュのアートワークも全てオリジナルで用意した。

 店内には、有田焼に使われる朱色と藍色からインスピレーションを得て、赤と青のアクリル板を飾るという。「普段は平面のデザインをするので、立体で考えるのに苦労した。赤と青をフィルターのように使う。通りがかった人が興味を持ってくれるように外側からも店内が分かるような店舗にする」と第1弾の藤原ヒロシによるポップアップショップとは真逆のアプローチとなる。

 会期中には、コラージュの展示販売やイベントなども予定するという。

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