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「ディオール」メンズのキム・ジョーンズ、「ステューシー」創業者とコラボ

 「ディオール(DIOR)」のキム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターは、12月3日にマイアミで発表する2020年プレ・フォール・コレクションで、「ステューシー(STUSSY)」創業者のショーン・ステューシー(Shawn Stussy)と協業する。

 キムはこれまでに空山基、カウズ(KAWS)、レイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)らの現代美術家とコラボレーションをしている。「ステューシー」は1980年代初めにカリフォルニアで設立されたストリートブランドで、サーフボードシェイバーであったステューシー創業者の手による独自のフォントをプリントしたアイテムが人気を集めた。同氏は96年に同ブランドを離れた後、2010年に「エスダブル(S/DOUBLE)」を立ち上げているが、あまり表舞台で活動していなかった。

 今回のコラボレーションは、キムが「ステューシー」の大ファンだったことから実現したという。「ティーンエージャーの頃、私は頭のてっぺんから爪先まで『ステューシー』のアイテムを身に着けていた。本当に、本当に、本当に大好きで、もはや取りつかれているかのような勢いで買っていた。ショーンが描く文字は独自のものであり、それはアートだと思う。彼のようなアーティストと協業できて、とても光栄だ」と語った。

 ステューシー創業者は、「私はこれまでさまざまな誘いを断ってきたが、しっくりくるものを待っていたのだと思う。キムはちょうどいいタイミングで声をかけてくれた。最後にもう一度表舞台に出るなら、ブランドの中でもトップクラスである『ディオール』以上の相手はいない。キムにもブランドにも心から敬意を抱いているし、今回のコラボレーションはキムをキャプテンとする若い世代にバトンを渡しているような気持ちだ」と話した。

 コラボアイテムはステューシー創業者が描いたフォントをモチーフとしており、マイアミの名物であるアールデコ様式の建築や、「ディオール」の1960年代初頭のアーカイブをイメージしたパステルカラーが使われている。マーブル模様になっているものは、日本の職人が独自の技術で染料を混ぜ合わせてプリントした。キムによれば、これは非常に複雑な工程のため枚数があまり作れず、稀少な限定品になるという。

 同コレクションのショーは現代美術のルベル・ファミリー・コレクション(Rubell Family Collection)がルベル・ミュージアム(Rubell Museum)として新たにオープンする前日に、その敷地内で行われる。また12月5日には、米国で最大級のアートフェアである「アート・バーゼル・マイアミ・ビーチ(Art Basel Miami Beach)」が開幕する。