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使ってから値段を決める新サービス「あと値決め」がスタート エアクロなどが導入

 「NP後払い」などの決済サービスを提供するネットプロテクションズは8月29日、使用後に値段を決めることができる新サービス「あと値決め」の発表会を行った。同サービスはリクルートグループとの共同開発。すでに洋服レンタルサービスのエアークローゼットなどで試験導入を開始しており、今後はフリーランス美容師向けのシェアサロン「ゴウトゥデイ シェア サロン(GO TODAY SHAiRE SALON)」などにも順次導入する予定だ。

 導入企業の1つであるエアークロゼットは8月29日~9月6日の期間、レギュラープランに会員登録をしたユーザーが「あと値決め」の利用を選択できるようにしている。ユーザーはエアークローゼット利用後、20日以内にサービスの評価や値段の決定を行う。価格は通常のレギュラープランが月額9800円のところ4800円から設定でき、定価を超えた金額が支払われた場合は、差額がエアークローゼット内の担当スタイリストに還元される。支払いは「NP後払い」と同じく、請求書が届いてから14日以内にコンビニ決済、もしくはライン ペイ(LINE PAY)で行う。天沼聰エアークローゼット社長は「実際に使ってみないと分からない、スタイリストから提案するコーディネートが自分に似合うか見てから判断したい、といった声がお客さまから上がっていた。『あと値決め』の導入により、当社が提供するパーソナルスタイリングの感動体験をお客さまの本音をもとにさらに追求できる可能性がある。今回の試験導入の様子を見て、恒常的な導入も検討したい」と語った。

 「あと値決め」は導入サービスを利用後、企業から届く入力フォームに沿って個人情報の入力や評価、値段を決める仕組みで、ユーザーが価格を設定しやすいよう、他のユーザーの値決めのデータを閲覧できる“みんなの値決め”ページなどを用意。評価項目は導入企業が設定し、値段は導入企業とネットプロテクションズが協議した上で決めた最低価格以上となる。金額の未回収リスクはネットプロテクションズ側が負担する。同サービスの開発を指揮した専光建志ネットプロテクションズ マーケティンググループ シニア・プロデューサーは「クレジットカード会社などの信用機関をベースにした決済サービスなどと異なり、当社には、後払いサービスなどを通じて得た1億7000万件、100万社超の個人・法人の取引データから構築した独自の信用基盤がある。この基盤を『あと値決め』にも応用し、サービスの信頼性を高めている。アプリやクレジットカードの登録などは不要で、直感的に操作できるUI(ユーザーインターフェース)にもこだわった」と説明する。

 「あと値決め」の今後についてネットプロテクションズの専光シニア・プロデューサーは「直近ではサービス導入の一般公募を開始している。今後利用者が増えていけば、消費者の値決め結果のレポートの配信や、ポストプライシング領域に関するスポットイベントなど、情報発信の強化を行っていく。価格の民主化を通じて価値あるサービス・クリエイターへの信用創造をしていきたい」。