ファッション

スヌープ・ドッグ出資のフィンテックが4.6億ドルを調達 スタートアップに “新しいバイブス”

 ヒップホップ界のレジェンド、スヌープ・ドッグ(Snoop Dogg)が出資するスウェーデンのフィンテック企業クラーナ(KLARNA)はこのほど、4億6000万ドル(約487億円)を調達した。企業価値は55億ドル(約5830億円)になり、独立系フィンテックとしては欧州最大になる。

 クラーナはスウェーデンのストックホルムで2005年に創業。後払い決済で急成長を続けている。特にファッション分野に強いフィンテックで、現在は「H&M」「アディダス(ADIDAS)」「アバクロンビー&フィッチ(ABERCROMBIE & FITCH)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」「ナイキ(NIKE)」「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」など大手ブランドが数多く採用している。

 スヌープ・ドッグが今年1月、ツイッター上でクラーナへの出資を公表、彼自身が広告キャンペーンにも登場していた。その後、米国で急成長を遂げており、この1年で米国のユーザーは600万人も増え、現在米国では3000社が利用しているという。その中には米国企業以外の「エイソス(ASOS)」なども含まれている。

 ベンチャー企業の調査会社ピッチブック(PITCHBOOK)は「スヌープ・ドッグの起用は、明らかに米国でのクラーナの急成長に寄与している。フィンテックの世界に最終消費者を見据えた新しいマーケティング手法を持ち込み、ゲームの流れを変えた」と指摘している。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。