ファッション

ユナイテッドアローズ4〜6月期、営業利益21%増 ECがけん引

 ユナイテッドアローズの2019年4〜6月期業績は、本業のもうけを示す営業利益が前年同期比21.2%増の31億円だった。春夏の天候不順による値引き販売で粗利益率はわずかに下がったものの、販管費率を1.3ポイント改善したことで利益が底上げされた。純利益は同22.1%増の19億円になった。

 売上高は同3.1%増の375億円。リアル店舗の売上高は同1.7%減だったものの、ECが同14.5%増だったため、リアル店舗とECを合わせた既存店売上高は同2.2%増になった。EC化率は2.2ポイント増の20.8%に達した。ゾゾタウンの売上高は同9.6%増と伸びたものの、シェア率は2.2ポイント減の50.8%だった。一方、戦略的に強化している自社EC「ユナイテッドアローズ オンラインストア(UNITED ARROWS ONLINE STORE)」の売上高は同19.2%増で、シェア率は1ポイント増の27%だった。

 リアル店舗がマイナスに転じたことについて、6日に会見した竹田光広社長は「クーポンやポイントなどECの価格の優位性が結果として出てしまった」と見る。接客をはじめリアル店舗の魅力を再度磨くことを課題に掲げる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。