ファッション

セレクトショップの2019年春夏立ち上がり、何が売れた? ユナイテッドアローズ六本木ヒルズ編

 有力セレクトショップのウィメンズ春の立ち上がりでは何が動いたのか?各店にアンケート調査を実施した。第5回はユナイテッドアローズ六本木ヒルズ編。浦野篤史店長が答える。

 1月はプレ・コレクション、2月はメイン・コレクション、3月は春物実需の流れで店頭を表現。メイン・コレクションは2月18日に立ち上げて、3月末まで毎週売り上げ計画をクリアしている。常連顧客は2月から新商品を目当てに来店が増加している。今年は例年に比べて気温の上昇が遅いといった影響があったが、ニット、ワンピース、スカートを中心に先物買いが目立った。

 色をフックとしたVMDを強化。週替わりで打ち出しカラーを替えたアプローチが奏功。また、仕入れ品とオリジナル品をミックスして見せたことでそれらの合わせ買いにつながり、客単価もアップした。商品回転率の高い場所では、実需アイテムを並べるなど、場所ごとの需要に合わせた提案も売り上げを後押しした。

 特に人気を集めたのは「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」のベビードール風ワンピース(13万5000円)、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」のプッチ柄のTシャツ(5万7000円)やスカート(16万7000円)、スニーカー(6万4000円)、「ヌメロ ヴェントゥーノ(N21)」のロゴ入りリボンTシャツ(5万8000円)やチェック柄スカート(9万8000円)、「ノワール ケイ ニノミヤ(NOIR KEI NINOMIYA)」のメタルギンガムのブラウス(3万1000円)やワンピース(5万4000円)など。

 そのほか雑貨は、「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」の“ハンギシ”サンダル(17万円)、「ピエール アルディ(PIERRE HARDY)」のスニーカー(7万7000円)などが動いた。

 六本木ヒルズ店には、UA認定の女性セールスマスターが4人在籍しており、その接客指導効果も好調の要因になっている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。