ファッション

UTAが「エルメス」のショーモデルに抜てき 祖父・内田裕也への思いを胸にランウエイを堂々歩く

 「エルメス(HERMES)」は3月21日、英ロンドンのポントン・ロード近くの旧郵便施設でメンズに特化したイベント「STEP INTO THE FRAME」を開催した。

 会場にはメンズに関わるコンテンツが複数用意されており、2019年春夏メンズ・コレクションのランウエイショーを皮切りにイベントはスタートした。モデルには英ロックバンドU2でベーシストを務めるアダム・クレイトン(Adam Clayton)がサプライズで登場し、日本からはUTAが2ルックを堂々と披露して存在感を示した。

 UTAは俳優の本木雅弘とエッセイストの内田也哉子の長男。ラグジュアリーブランド主催の大規模イベントに日本人で唯一モデルとして抜てきされたこともあり、3月17日に死去した祖父の内田裕也さんも生前、ショー本番を楽しみにしていたという。UTAはショーの後「特に緊張はなかった。会場に着いてからは早く歩きたいという気持ちだけ。いざランウエイに出たら、思っていたより長くて驚いた」と振り返る。さらに「『エルメス』は歩きたかったブランドなので、実現できてとてもうれしい。6月のメンズ・コレクションではさらに一つでも多くのブランドに呼ばれるように頑張りたい」と力強く語った。

 UTAは現在21歳。18年6月のパリ・メンズで「アンダーカバー(UNDERCOVER)」と「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」のランウエイショーを歩いて海外デビューを飾り、一躍脚光を浴びた。同年9月にはイタリア・ミラノで開かれた「トッズ(TOD’S)」のショーモデルにも選ばれ、海外でランウエイを歩くのは今回で4度目となる。

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