ファッション

LA発実力派アイウエアブランド「アーレム」の日本総代理店にグローブスペックス

 ロサンゼルス発アイウエアブランド「アーレム(AHLEM)」が、アイウエアショップを運営するグローブスペックス(東京、岡田哲哉・社長)と日本の総代理店契約を結んだ。グローブスペックスの代官山と渋谷の店舗で販売する他、卸業務を行う。

 「アーレム」は、パリ生まれのアーレム・マナイ・プラット(Ahlem Manai Platt)が、家族の都合でアメリカに移住した後、2014年にスタートした。「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」や「ミュウミュウ(MIU MIU)」で約10年勤務したが、「子どものころから眼鏡が好きだったので、アイウエアブランドの立ち上げは自然な流れだった」とアーレムは語る。ブランドの特徴について、「シンプルだが、時代の流れに左右されず、長く愛用できるデザインだ。私が暮らすアメリカと故郷フランスのエスプリや空気感の違いも、デザインに落とし込んでいる。品質に理解がある日本市場との相性はいいと思う」と述べた。昨年は、アメリカで最も期待される次世代のデザイナーを表彰する「CFDA ヴォーグ ファッション ファンド」のファイナリストに選出された。

 「見るもの全てがデザインのインスピレーション源」と言うが、4度目の来日という日本にも影響を受けるという。都内を5~6km歩き回り、関心を持った陶器や建築など、行く先々でさまざまな物を写真に収めた。商品はフランス製で、デザインはユニセックス。商品価格はプラスチック製が3万7000~4万4000円、メタル製は5万2000円。

 グローブスペックスが代理店契約を結んだブランドは米「ロバート・マーク(ROBERT MARC)」、仏「アン・バレンタイン(ANNE ET VALENTIN)」、独「ルノア(LUNOR)」などに続く9ブランド目。昨年、パリで行われた国際眼鏡展「シルモ(SILMO)」で「アーレム」に出合ったという岡田哲哉グローブスペックス社長は、「フォルムやディテールなど、他ブランドにない感性、存在感がある」と話した。

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