ファッション

旧東ベルリンの工場をイメージ アイウエアのグローブスペックス代官山店が増床オープン

 アイウエアのセレクトショップ、グローブスペックス代官山店が9月8日に増床オープンした。これまでの店舗の隣にオープンした2階建ての新しいスペースのコンセプトは“ファクトリー”で、来店客のために喜びを作り出す工場のような店でありたいという思いを込めている。

 ブランド・コンサルティング会社CIAと構築した店舗空間は、東欧諸国や旧東ベルリンの工場をイメージし、1階はポーランドやチェコなどの工場で実際に使用されていた照明や什器類が並ぶ。待合スペース、検眼室がある2階はフランスやドイツから取り寄せた貴重なアンティークのレンズ加工機やレンズメーターなど貴重なミュージアムピースが展示されている他、世界中から集めたユニークな家具や小物が置かれ、壁にアーティストMERRYによる絵が描かれている。

 岡田哲哉グローブスペックス代表は、「ベルリンは何度も訪れて興味深い街だ。既存の店舗は木材を用いて温かみのある雰囲気であるのに対し、拡張した新店舗は鉄を基調とした内装で男性的なイメージを意識した」と話した。岡田代表がデザインするオリジナルブランド「グローブスペックス(GLOBE SPECS)」の他、仏「アン・バレンタイン(ANNE ET VALENTIN)」、仏「レスカ・ルネティエ(LESCA LUNETIER)」、英「カトラー・アンド・グロス(CUTLER AND GROSS)」、独「マイキータ(MYKITA)」などを販売している。

 同店は、伊ミラノで毎年開催されている世界最大の眼鏡国際展ミド(MIDO)で、世界の優秀な眼鏡店を表彰するベストア・アワード(BESTORE AWARD)を2017年に受賞している。

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