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「ルイ・ヴィトン」がヴァージル・アブローのポップアップストアを密かにオープン

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ・アーティスティック・ディレクターが6月に発表したデビューコレクションのポップアップストアをロンドンと上海で密かにオープンした。上海は10月19~22日に開かれ、ロンドンは19~25日にオープンした。2019年1月中旬にはニューヨークや東京でもポップアップストアが予定されており、18日に全世界の「ルイ・ヴィトン」店舗でフルコレクションが発売される。

 今回のポップアップストアは、事前告知もなく開店した。また店を訪れるには専用ウェブサイトでチケット購入が必要な完全予約制となっている。過去に同ブランドが「シュプリーム(SUPREME)」などのストリートウエアブランドとコラボして開催したポップアップストアでは、オープン前から店舗前に人だかりができたことを教訓に、混雑を回避するのが狙いだったようだ。

 約185平方メートルのロンドンのポップアップストアは、6月に発表されたヴァージルのデビューコレクションの2つのテーマで構成されている。1つは1939年に公開されたファンタジー・ミュージカル映画「オズの魔法使い」をテーマにしたもの。もう1つは白色の光が反射してレインボーカラーを織りなす光の演出だ。

 2013年12月に自身のブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の14年春夏コレクションを発表してから、わずか数年で世界有数のラグジュアリーブランド「ルイ・ヴィトン」のメンズ部門を任されるようになったヴァージルは自身のキャリアについて、「のどかなアメリカ中西部で生まれ育った少女ドロシーが、オズの魔法の国にたどり着き、想像もしなかったような経験をする」ストーリーになぞらえていた。

 ポップアップストア内の階段を上ると、足元には黄土色のレンガ路が続く。両側の壁にはポピーの花畑が一面に広がり、女優ジュディ・ガーランド(Judy Garland)が演じた「オズの魔法使い」の主人公、ドロシーが花畑で夢見る姿が描かれている。

 販売されているアイテムは、「ルイ・ヴィトン」のモノグラムが描かれた赤や青など虹色に光る透明のボックスに陳列されている。その演出は、ストリートウエアとラグジュアリーが出合い新たな流れを作ったと称賛を受けた、パリのランウエイショーを連想させる。

 店内にはフーディー、フットウエア、カラフルなアクセサリーなどを含むアイテムが並ぶ。店舗で購入できるアイテムもあるが、一部は事前注文制だ。

 今月18日にはロンドンのポップアップストア開店を祝う前夜祭が開催され、俳優のイドリス・エルバ(Idris Elba)やラミ・マレック(Rami Malek)、歌手で女優のリタ・オラ(Rita Ora)、R&Bシンガーのフランク・オーシャン(Frank Ocean)らが姿を見せた。カクテルパーティー後のディナーでは、ムーディーマン(Moodymann)ことケニー・ディクソンJr.(Kenny Dixon Jr.)がDJを披露した。

 ヴァージルは自身のインスタグラムで、同イベントはDJ仲間のベンジ・ブ(Benji B)と始めたラグジュアリー・サウンド・デザイン・クラブにとって最初のシリーズになるとコメントした。記念品のTシャツに描かれた世界地図には、イベントが開催された都市にクリスタルが施されている。非常に貴重な限定アイテムになるだろう。