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伊勢丹新宿のリ・スタイル プラスで個人名を出さないファッション集団のイベント開催

 伊勢丹新宿本店の自主編集売り場、リ・スタイル プラスは25日まで、日本人若手創作家集団によるファッションブランド「レ・シス(LES SIX)」にフォーカスしたイベントを、3階センターパーク/プロモーションスペースで行っている。同イベント限定アイテムと受注で生産するアイテムの展開だ。

 同イベントは、リ・スタイル プラスがSNSなど簡単に情報が得られる時代へのアンチテーゼとして、“あえて簡単ではない価値=ANTI EASY”をテーマに行っているオリジナル企画の第2弾。第1回目は気鋭のブランドにあえてブランド名を出さない洋服を製作してもらい、そこから生まれる顧客と店頭スタッフとの会話を重視した、実店舗でしか得られない価値を提供。売り上げも好調だったという。

 「レ・シス」はそれぞれ本業を持つ、仕立て職人、ジュエリー職人、彫金師、革職人、グラフィックデザイナー、クリエイティブディレクターなど6〜7人で編成される集団で、各個人の名前は公表していない。制約のあるビジネスではなく、クリエイションを最大限に発揮できるプラットフォームとして構築する。

 今回の限定アイテムは、伊勢丹新宿本店の外観に多く用いられている伊勢丹のシンボル“孔雀のレリーフ”をモチーフに刺しゅうで施したTシャツ(2万5000円)や、モチーフの刺しゅうに加え、シルバーの玉結びを付けたフーディー(7万5000円)など。限定品は伊勢丹が買い取りで展開。その他、「レ・シス」が手掛けるTシャツやジャケット、パンツ、バッグ、ジュエリーなどのコレクションで、受注生産を中心としている。全てが無駄とも言えるほどのぜいたくを盛り込んだアイテムが特徴だ。

 会場は、イベントにしては珍しい、什器やのれんで囲い外からは見えない仕様。一旦、中に入ると、静かでゆっくりとした時間が流れる空間を演出することで、商品を手に取り、スタッフとの会話を楽しんでほしいという思いを込めている。