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ロコンドが婦人靴の三鈴商事を買収 一気に“オムニコマース化”狙う

 シューズとファッションのネット通販サイト「ロコンド」を運営するロコンドは婦人靴卸メーカーの三鈴商事を買収すると発表した。三鈴商事はオリジナルブランド「バニティビューティ(VANITY BEAUTY)」のほか、百貨店などへの卸も行っており、2017年8月期の売上高は29億円。ロコンドは買収後、現在開発中の基幹システムなどを含めたオムニコマースシステムを導入する考え。

 三鈴商事は全事業を承継するMisuzu & Co.を新設。ロコンドが10月1日付けで、新設会社の全株式を1億2000万円で取得する。ただ、株式の取得には今後金融機関と金融債権者の同意が条件になっている。三鈴商事の業績は、15年8月期が売上高40億円、営業利益100万円、純利益2300万円、16年8月期が売上高36億円、営業利益100万円、純利益3億9800万円、17年8月期が売上高29億円、営業損失が4億8500万円、純損失が4億8500万円で、構造改革中だった。ロコンドの19年2月期の売上高は60億円の見通しで、買収後の業績見通しは今後発表する予定。

 ロコンドは買収後、店舗とECを一元運用できるクラウド型POSや在庫管理システム、会員管理システムに加え、来年1月にリリース予定のクラウド型基幹システムと卸事業用の管理システムをパッケージにしたオムニコマースシステムを導入し、一気にオムニ型コマースビジネスモデルへの移行を狙う。また、このオムニコマースシステムは子会社化したMisuzuに加え、他のシューズメーカーや卸企業への展開も目指す。

 ロコンドはこの数年、シューズやファッション業界全体の構造改革を狙った、M&Aや業務提携を積極的に進めている。今年3月にはラオックスと合同で経営再建中のギフト小売り大手のシャディを買収、4月にはファッションECモールで2位グループのマガシークと提携していた。