ファッション

世界最大のルックスオティカが伊レンズメーカー買収で“技術力の世界一”へ足固め

 「シャネル(CHANEL)」「ブルガリ(BVLGARI)」「レイバン(RAY-BAN)」など有名ブランドのアイウエアを数多く手掛ける世界最大のメーカー、イタリアのルックスオティカがイタリアのレンズメーカー、バルベリーニ(BARBERINI)を買収すると発表した。買収額は1億4000万ユーロ(約177億円)。

 レオナルド・デル・ヴェッキオ(Leonardo Del Vecchio)=ルックスオティカ創業者兼エグゼクティブ・チェアマンは「高品質で革新的なメード・イン・イタリーの技術力を持つ高名なレンズメーカーが、わが社の新しい財産として加わる。レンズに関わる高い技術力を当社にもたらし、将来の発展に大きく貢献するだろう」とコメントした。

 バルベリーニは1963年にピエロ・バルべリーニ(Pietro Barberini)が創業し、イタリアのアブルッツォ地方とドイツに工場がある。売上高は約8500万ユーロ(約108億円)。これまでルックスオティカとは「レイバン」や「ペルソール(PERSOL)」のレンズの取引があり、薄さ、軽さ、耐久性などレンズの技術開発に定評がある。

 ルックスオティカの17年12月期の売上高は前期比0.8%増の91億5700万ユーロ(約1兆1600億円)、純利益は同10%増の9億7000万ユーロ(約1231億円)。フランスの大手レンズメーカー、エシロールとの合併、日本の福井めがね工業の買収など、他を圧倒する組織拡大が続いている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ミラノコレ総括 「プラダ」のミックス&マッチにトレンドの兆し

「WWDJAPAN」10月7日号は、2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークを総括します。今季はデザイナーらが考える「生き方」が表出したシーズンでした。個々が抱える生きづらさを出発点に、批判の目を持って疑問を呈したり、ポジティブに現実を受け止め軽やかに生きるための術を提案したりといった表現が目立ちました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。