ファッション

セブン&アイが“VRコマース”導入、バレンタイン向けの仮想店舗をオープン

 セブン&アイ・ホールディングスの自社ECサイト「オムニ7(omni 7)」が、VRを活用するECサイト“VRコマース”を導入する。10日にバレンタインに向けた特設サイト「VALENTINE PARADISE VR」をオープンした。西武渋谷店などで撮影した店内の映像を使い、架空の店舗を再現。ECサイト内に作られた実際の店舗のような空間で、チョコレートの購入ができる。販売するチョコレートは約700種類。注文した商品は宅配もしくは、自宅近くのセブン-イレブンで受け取ることができる。VRの技術はシステム企業のエスキュービズムが提供する。

 VRコマースの導入についてセブン&アイ・ホールディングス広報は、「リアル店舗では、そごう・西武とイトーヨーカドーなど、グループ内の一気通貫による商品の陳列ができない。ネット上の仮想店舗では自由な商品陳列を実現できることが最大の魅力だ。加えて、既存ECとは違って、店頭のような見せ方をすることで、ウィンドウショッピングのようなことも可能になる。VRコマースはリアルとネットの長所を融合した新たな売り方だ」と語る。今後について、「まずは集客を目的に、試験的にスタートした。今後については未定」という。

 VRコマースはECのデザインの単一性をカバーし、オンラインながら実店舗のような購買体験を提供できる機能として注目を集める。海外ではアリババやeBayなども参入し、2018年以降、大きな市場となることが予測されている。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。