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「アライア」のポップアップが阪急うめだ本店でオープン、本人も監修

 コンパニー フィナンシェール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下の「アライア(ALAIA)」は、今日から12月5日まで阪急うめだ本店1階コトコトステージ11でポップアップショップをオープンしている。クリスマスシーズンに向け、バッグやシューズ、SLGをバリエーション豊富にそろえるほか、一部ウエアも並ぶ。価格帯はバッグが20万~30万円台、三つ折り財布が6万9000円、ドレスが40万円~、羊革のジャケットが76万円で1週間の売り上げ目標は1000万円。

 先日急逝したアズディン・アライア(Azzedine Alaia)本人も監修したという内装は、壁以外をすべてパリから持ち込み、アイコンの“ビエンヌ”模様を配した什器を並べ、ブランドの世界観を伝えている。なお、このポップアップショップはブランド認知度を高めるために以前から計画されていたもので、訃報を受けてのものではない。

 「アライア」は8月30日、同店5階に世界3店舗目で日本初の直営店をオープン。直営店は現在パリに2店舗を構えており、来年1月にはロンドンのボンドストリート139番地にも3層構造の旗艦店をオープン予定だ。日本では、阪急うめだ本店の直営店のほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(Dover Street Marcket Ginza)に卸している。以前は有力セレクトショップにも卸していたが、現在日本市場の戦略を検討中で、販路を整理しているところだ。

 花谷典男・阪急阪神百貨店ラグジュアリー商品統括部婦人ラグジュアリー・時計宝飾商品部長は直営店オープンの理由を「富裕層のライフスタイルにおいてマストアイテムであるドレスを強化するため、他にはない美しいシルエットが特徴の『アライア』を導入した」と述べる。

 8月30日にオープンした5階の直営店では、圧倒的にウエアが動いている。中でも「アイコンのニットドレスやセットアップの動きがよい。雑貨では定番の“アラベスク”のバッグが人気」と花谷部長。ウエアは売り上げの約8割を占め、客単価は50万円程度だ。購買客層は30~60代と幅広く「アライア」ファンが中心で日本全国から来店している。滞在時間は約20分で、価格を見ずに購入する顧客が多いという。また、先日の訃報を受け、アライアが特に気に入っていたニットジャカードでクロコダイルの表皮を表現したシリーズのドレスを購入した顧客もいた。

 アズディン・アライアは1940年チュニジア生まれ。体のラインを強調するニットやレザーのドレスで1980年代を象徴するデザイナーになった。11月18日、パリで心不全により死去した。