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ヴィクトリア ベッカムが英投資会社に少数株式売却で資本獲得

 ロンドンの投資会社ネオ・インベストメント・パートナーズ(NEO INVESTMENT PARTNERS)が「ヴィクトリア ベッカム(VICTORIA BECKHAM)」に3000万ポンド(約44億4000万円)を投資する。時価総額は約1億ポンド(約148億円)と考えられるヴィクトリア ベッカム社の少数株式を取得した。ネオ・インベストメント・パートナーズは、「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」を手掛けるアミ パリ(AMI PARIS)社、ヴァレクストラ(VALEXTRA)、アラン ミクリ(ALAIN MIKLI)などにも出資。近年はライフスタイルブランドへの投資に積極的で、ベーカリーチェーンの「ポール(PAUL)」、マカロンで知られる「ラデュレ(LADUREE)」、イタリアンレストランの「オービカ(OBICA)」にも出資している。

 ヴィクトリア ベッカム社は、ヴィクトリアと夫のデイビッド(David)によるベッカム・ブランド・ホールディングス(BECKHAM BRAND HOLDINGS)と、イギリス人起業家サイモン・フラー(Simon Fuller)によるX|X マネージメント U.K.(X|X MANAGEMENT U.K.)が所有している。2016年以降資本提携のパートナーを探しており、一時期はLVMHグループの投資会社L キャタルトン(L CATTERTON)と話し合いを進めていたが、交渉はまとまらなかった。

 ヴィクトリア ベッカムは、少数株式の売却により得た資金を店舗網の拡充、eコマース、借金の返済などに充てるようだ。また、年初に退任したザック・デュアン(Zach Duane)前最高経営責任者の後任探しを続行する。

 「ヴィクトリア ベッカム」は現在、ロンドンに2つの店舗を有する他、世界の百貨店などに商品を卸している。来年後半には「リーボック(REEBOK)」とのコラボレーションでスポーツウエアにも挑戦するなどカテゴリーの拡大にも積極的で、エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)とのコラボ以来となるビューティ、特にスキンケアとフレグランスへの挑戦に意欲的のようだ。2015年の既存ビジネスの売上高は3650万ポンド(約54億2000万円)だったが、460万ポンド(約6億8000万円)の損失を計上している。