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新しい「クロエ」がお披露目 これまでより少し“男前”に

 「クロエ(CHLOE)」は9月28日、新クリエイティブ・ディレクター、ナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)によるファーストコレクションを発表した。ナターシャは、前職の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」でニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)の右腕だったと言われる女性。そのキャリア通り、チーム・ニコラが得意とする、どこか近未来的で硬質、そしてスポーティーな要素が加わり、新しい“クロエ・ガール”はこれまでより少し“男前”になった。ガーリーやボーホーシックといったメゾンのスタイルを受け継ぎながらも、これまで「クロエ」を手掛けてきた女性デザイナーたちとは少し違った手法でブランドを導きそうだ。
 
 白や淡いイエロー、ピンクにブラウンなど優しいカラーパレットを選びつつ、肩を強調するスタイルが強い女騎士やフェンシング選手を連想させる。同時にフリルやレース使いで華やかさも忘れない。

 聖職者の服からヒントを得たというハイカラーのブラウスや、張り出した肩のラインが特徴のプリントワンピース、ブーツに合わせるひざ丈のスキニーパンツ、台形ミニスカートなどがアイコニックなアイテムとなりそうだ。馬柄を刺しゅうしたベルベットのパンツスーツ、カラフルなパイソンプリントのミニスカートなどインパクトの強いアイテムもそろえる。

 ブランドのアイコンモチーフである丸が随所に取り入れられ、ブラウスの胸元の装飾や5ポケットのステッチ、レースの柄などに繰り返し登場する。アイコンバッグ“ドリュー”のショルダーも丸いチェーンに代わった。

 創業デザイナーへのオマージュを捧げたというナターシャ。ファッションを通じて「女性たちが内に秘める強さを表現する機会を与えたい」と言う。強くなった「クロエ」が、ガーリーを好む日本マーケットですぐに受け入れられるかが課題だが、ナターシャの存在はメゾンを前に進める強力なエンジンとなることは間違いない。