ビジネス

ウォルマートがアマゾンに対抗、デジタルに強い女性幹部をアパレルEC責任者に

 ウォルマート・ストアーズ(WAL-MART STORES INC.以下、ウォルマート)のEC事業におけるファッション部門のシニア・ヴァイス・プレジデントにデニース・インカンデラ(Denise Icandela)が就任する。アマゾン(AMAZON)とのECバトルはますます過熱しそうだ。

 インカンデラ=シニア・ヴァイス・プレジデントは、マッキンゼー(McKINSEY & CO.,)で小売業界のコンサルタントを務めた後、1999年に百貨店のサックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)に転職。デジタル部門を一から築き上げ、副社長などの要職を務めた。2014年からはラルフ ローレン(RALPH LAUREN)でグローバルデジタル部門のプレジデントを務めたが経営陣との意見の相違で退任。今年の4月からはシューズを取り扱うエアロソールス(AEROSOLES)の暫定最高経営責任者に就任したが、同社は9月15日に米国連邦破産法第11条の適用を申請した。

 インカンデラ=シニア・ヴァイス・プレジデントは10月2日よりウォルマートに参画し、スコット・ヒルトン(Scott Hiton)=ウォルマートUS EC部門チーフ・レベニュー・オフィサー(CRO)の下でデジタル部門のアップスケールを図る。ヒルトンCROは「EC事業においてファッションは重要なカテゴリーだ。インカンデラは何百万人といる顧客に特別な買い物体験を提供するためのリーダーシップを発揮するだろう」と話した。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。