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エスティ ローダー17年通期は買収ブランドとECが好調

 エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)の2017年6月期決算は、売上高が前期比4.9%増(恒常通貨ベースでは7.0%増)の118億2400万ドル(約1兆2888億円)、営業利益が同5.0%増の16億9200万ドル(約1844億円)、純利益が同12.0%増の12億5600万ドル(約1369億円)で、増収増益だった。

 カテゴリー別では、スキンケアが同1.8%増の45億2700万ドル(約4934億円)、メイクアップが同7.4%増の50億5400万ドル(約5508億円)、フレグランスが同10.0%増の16億3700万ドル(約1784億円)、ヘアケアが同2.8%減の5億3900万ドル(約587億円)だった。スキンケアは「ドゥ・ラ・メール(DE LAMER)」が好調だった他、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の「アドバンス ナイト リペア」シリーズなどがトラベルリテールや中国で人気だった。「グラムグロウ(GLAMGLOW)」も2ケタ伸び、「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」「オリジンズ(ORIGINS)」「アヴェダ(AVEDA)」も堅調に推移した。一方、「クリニーク(CLINIQUE)」は今期売り上げを落とした。メイクアップは16年に買収した「トゥー フェイスド(TOO FACED)」と「ベッカ コスメティクス(BECCA COSMETICS)」が順調で全売上高の伸び率に約2%貢献した。「ソレイユ カラー」コレクションを筆頭にリップが人気だった「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は全地域で2ケタ成長を見せ、「エスティ ローダー」は「ダブル ウェア」や「ピュア カラー」シリーズが好調だった。フレグランスは「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」が全地域で2ケタ増を記録し、「トム フォード ビューティ」や「ルラボ(LE LABO)」、16年2月に買収した「バイ キリアン(BY KILIAN)」も売り上げに貢献した。また、ECが順調に伸び、2ケタ増を記録した。

 地域別では北米が同2.3%増、ヨーロッパ・中東・アフリカが同6.1%増、アジアパシフィックが同8.5%増と全地域が伸びた。北米は百貨店や単独店舗の来客数の減少により「M・A・C」や「クリニーク」が伸び悩んだ。アジアでは香港以外全てのマーケットが伸びた。

 ファブリツィオ・フリーダ (Fabrizio Freda)社長兼最高経営責任者は「年間を通して成長スピードは加速した。リーディングブランドやイノベーション、買収したブランドにより多くの新客を獲得した一年となった。今期も引き続きプレステージブランドで新客獲得を狙い、デジタルファースト戦略の継続や中小規模ブランドへの投資を行うことで、この成長スピードを保つ」と意気込んだ。

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