ファッション

パリ市長、カールにパリ市大金章を授与

 カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が、アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)=パリ市長からパリ市大金章(Grand Vermeil medal)を授与された。同章はパリ市が与える最高位の勲章だ。

 カールと「シャネル(CHANEL)」がこの1年でプレ・コレクションを含む6回のショー開催したことで、足が遠のいていた富裕層や海外プレスをパリへ呼び戻したことなどが評価された。

 7月4日にパリで開催した2017-18年秋冬オートクチュール・コレクションでは、グラン・パレにエッフェル塔の巨大レプリカを建設。イタルゴ市長はエッフェル塔の下で受勲を発表し、「あなたの才能は全世界で認識されていて、パリをより一層、魅力的で、クリエイティブに、そして美しくしてくれた。あなたは最高のパリを届けてくれる真のパリジャンだ」とカールを称賛した。

 カールは「私はよそ者だし、よそ者であることにこだわっている。それは、よそ者はパリとフランスに対して異なる見方ができるからだ」と話す。また、5月のエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)仏大統領誕生によりパリが前向きになっていることに触れ、「最近の変化によって、フランスに太陽が昇ったように感じる。パリやフランスに愛が戻ってきた。人々は皆パリにいたいし、フランスが再びファッションの代名詞として認識されることを望んでいる。これは大変喜ばしいことだ」と語った。

 カールは、10年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章している。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。