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ルミネが営業時間短縮、夏セール後ろ倒しを検討中

 ルミネの新井良亮・社長は1月13日に開いた賀詞交歓会で、4月からの営業時間短縮と、夏のセール期間の後ろ倒しを検討していることを明かした。営業時間については、販売員の労働環境改善や、お客のニーズやライフスタイルの変化などを考慮し、営業時間を短くする計画だ。セール期間については、今年夏のセール開始日を例年よりさらに遅らせる考え。昨年夏のセール期間は7月14~18日だったが、今年は8月開催で視野に入れている。なお、2012年の後ろ倒しから一転し、3日前倒した今年の冬セール(1月3~9日)の全店(ニュウマン含む)の売上高前年同期比は、14.4%増で新年の好スタートを切った。

 今年の出店については、国内は20年春に横浜駅西口に開業予定の店舗を「ニュウマン」と発表した。2月中にコンセプトを固める。また、昨年3月に現地法人を設立し、海外初出店を進めるシンガポール事業については、出店場所と店名は明らかにしなかったものの、秋開業を進め、出店を募った。

 新井社長は、「17年は直面する課題や問題、はたまた経営そのものに真正面から取り組まなければいけない。今年はプロパー販売強化をより高める。セールの適正時期や割引率についても考えていきたい」と話した。さらに、国内アパレル企業トップを前に、「企業に身を置く者は、現実や現状を注視し、マーケティングやお客さまのニーズを徹底的に分析し、厳しい社会を生き抜く術を自ら考案・実行し、成果をあげていく以外道はない」とし、「率先的にマーケティングや店舗とに意思疎通を図り、積極的な行動をぜひとってほしい。トップが最前線にいくことで売り上げは1~2割変わると言われている。肝に銘じてほしい」と語った。

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