ファッション
連載 ミラノ・コレクション

「ボッテガ・ヴェネタ」のショーに見る“客席は2列だけ”のこだわり

「ボッテガ・ヴェネタ」は、トーマス・マイヤー=クリエイティブ・ディレクターの就任15周年とブランド設立50周年を記念して、メンズとウィメンズの合同ショーをミラノのブレラ国立美術学院で開催しました。これまでは、社屋でショーを行っており、社外に出たのはこれが初めてです。なぜ、社外に出たのか?その答が実に「ボッテガ・ヴェネタ」らしいものでした。

express_01

もちろん、周年を祝うために特別な場所を選んだ、という理由もあるでしょう。ブレラ国立美術学院がファッションショーの会場として使用されたのは史上初。いたるところに彫刻が飾られた歴史ある石造りの美術学校という知的な場所は、ブランドの世界観にぴったりです。

express_01

しかし、それ以上にトーマスが強調したのは、「今回は招待客が多く、いつもの場所では収容しきれないから」という理由でした。来場者数は1000人。通常より多いのは、多くのセレブリティー(日本からは長谷川京子さんが出席)に加え、今回は特別に「ボッテガ・ヴェネタ」で働く職人たちをゲストとして招いたからでした。

express_01

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

東京デザイナーがさらけだす“ありのまま”【WWDJAPAN BEAUTY付録:「第7回 WWDBEAUTY ヘアデザイナーズコンテスト」結果発表】

3月25日発売号の「WWDJAPAN」は、2024-25年秋冬シーズンの「楽天ファッション・ウィーク東京(RAKUTEN FASHION WEEK TOKYO以下、東コレ)」特集です。3月11日〜16日の6日間で、全43ブランドが参加しました。今季のハイライトの1つは、今まで以上にウィメンズブランドが、ジェンダーの固定観念を吹っ切ったことでした。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。