
金価格の高騰に伴い、時計の世界でもジュエリー同様、地金を贅沢に使った金無垢時計がチラホラ登場するようになりました。すぐ見てわかる資産価値と、装着した時の重厚感。試着させていただくたびに「おぉ、ゴージャス!」と思います。本日発売した「WWDJAPAN」でもまとめていますが、こうした傾向は万国共通。アメリカの関係者も、「米国における金時計の売上は堅調。時計には、安全資産としての要素がある。人々は金の価値の動向を目の当たりにしており、それが魅力を高めている」と語っています。
一方、別の関係者は「チタンは、まだ金無垢の時計ほど価値が高いとは認識されていない」 と話します。実際二次流通になると、チタンの時計は一時流通で同程度の価格だった金無垢時計に比べると安値で取引されがちです。時計の関係者は、チタン時計の価値を知っています。チタンにはグレードが存在し、特に「グレード5」と呼ばれるチタン合金は、グレード1〜4の純チタンに比べると倍以上の強度があります。航空宇宙や車の世界では、欠かせない素材です。ただ強度が高いからこそ、その切削などには手間暇がかかります。チタン時計が高いのは、その合金の価値はもちろん、時計にするまでの労力の影響も大きいと言えるでしょう。
多くの消費者がチタン時計を金無垢時計同様に「高級」と捉えるには、二次流通でチタン時計が金無垢時計同様に取引されるためには、何が必要なのでしょうか?「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「ロレックス(ROLEX)」「カルティエ(CARTIER)」などから、金無垢時計同様にチタン時計が登場する必要もあるのでしょうか?とある専門家は、その軽さがネックになっていると話します。
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