ファッション

義足はファッションになりえるか 「シアタープロダクツ」が義足のアスリートとショー

 「シアタープロダクツ(THEATER PRODUCTS)」は12月7日、義足のファッションショー「リズム・オブ・アスレチックス(Rrythm of athletics)」を日本科学未来館で行う。義足製作の第一人者である臼井二美男の義足を着用したアスリートら15人が、「シアタープロダクツ」と「プーマ」のアイテムを身にまとい、ランウエイを歩く。デザイナーの武内昭は、「初めて間近で見た義足は、色とりどりだったり、無機質でテクニカルだったりと、ファッション的にも面白い。ファッションの関係者にも、義足という新しい身体のフォルムを多くの人に感じてもらいたい」とコメント。スタイリングを手掛けたスタイリストの伏見京子は、「義足を着けているからこそ持っているリズムがあり、だからこそかわいさが拡張したり、似合ったりするファッションもある。ショーでは彼らの健康的だけどハイテクで、より先をいっている身体を感じてほしい」という。

 18歳の小松茉奈実さんは、幼少のころに左の太ももから下を切断。以降、義足をつけて生活してきた。「中学生のころまでは義足が恥ずかしくてなるべく隠していたけど、服が好きで高校生になってからはオシャレを楽しみたくて隠すのをやめた。今は近所だと母と『ローリーズファーム(LOWRYS FARM)』、友だちとはラフォーレ原宿に行って、買い物をするのがすごく楽しい。今回もすごくカワイイ服を着られるので、人前でショーに出るのは照れくさいけど、とても楽しみ」という。

【リズム・オブ・アスレチックス概要】
日時:12月7日(日)13時30分〜13時50分
場所:日本科学未来館
参加方法:当日受付(先着順、参加無料)
定員:100人
ディレクション:「シアタープロダクツ」
スタイリング:伏見京子

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

Timeless, Yet New 変わらない吉田、世界を変える【WWDBEAUTY付録:今こそ立ち上がれ、日本化粧品】

「WWDJAPAN」12月22日&29日合併号は、創業90周年を迎えた吉田カバン総力特集です。「ポーター(PORTER)」「ラゲッジレーベル(LUGGAGE LABEL)」「POTR」の3ブランドを擁し、日本を代表するカバンメーカー・吉田のモノ作りに迫ります。日本が誇る伝統技術を持つカバン職人たちと深い関係を築きながら、最先端の技術・素材を使い名だたるデザイナーズブランドとコラボレーションする相反…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。