「カルティエ(CARTIER)」は、シンボルである“パンテール”(豹)との絆にフォーカスしたキャンペーンを発表した。9月3日まで渋谷スクランブル交差点のスクリーン13面にパンテールが躍動する映像が出現する。
映像では、パンテールが「カルティエ」のロゴのCやRの文字を横切り、看板や印刷媒体向けの静止画では、拡大したロゴの文字とその形を思わせるポーズをとったパンテールの画像を並べた。撮影は、ロンドンを拠点に活動するノルウェー人写真家、ソルベ・スンズボー(Solve Sundsbo)が手掛けた。
同キャンペーンは、東京のほか、パリのノートルダム大聖堂近くのサン=ミシェル広場にある噴水やポンヌフ橋の看板、ロンドンのピカデリーサーカスや上海展覧センターでも展開する。ラスベガスでは、球体型エンターテインメント施設のスフィア(Sphere)を覆う屋外LEDディスプレー“エクソスフィア(Exosphere)”にパンテールが登場する。
アルノー・カレズ(Arnaud Carrez)「カルティエ」チーフ・マーケティング・オフィサーは米「WWD」に対し、「予想外で今までにない形式にしたかった。(今回のキャンペーンは)まさに驚きに満ちている。自由な精神と先駆的なアイデア、遊び心と大胆さを兼ね備えたユニークなブランドである『カルティエ』にぴったりだ」とコメント。また、「この象徴的な絆に再び焦点を当てるというアイデアを気に入っている。パンテールの視線や足跡、あるいはその要素を見た人は、瞬時に『カルティエ』を想起するが、それを繊細かつ前例のない方法で実現した。『カルティエ』を知る人々には両者の結びつきが明確に伝わり、ブランドをよく知らない人にとっては、好奇心を掻き立てるものになる」と話した。