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魔法びん「サーモス」がアパレル小物ブランド「アンドオンド」に本腰

魔法びん「サーモス(THERMOS)」を展開するサーモスは、ルームソックスやレッグウォーマーなどを取り扱うアパレル小物ブランド「アンドオンド(&ONDO)」に本腰を入れる。これまでの直営店25店舗と公式ECサイトに加え、バラエティーショップや量販店に販売網を広げブランド認知度向上と売り上げ拡大を図る。

「アンドオンド」は2024年9月に誕生。「『サーモス』は、飲料や食の保温技術で知られているが、今後はより広くお客さまの暮らしに寄り添うブランドを目指したいと考えた。その中で着目したのが、“冷え”という日常の悩み。冷え性などに対応する、新たな価値を提供できたら」(樋田望サーモス マーケティング部商品戦略室室長)とブランド誕生120周年の昨年にブランドを立ち上げた。

ブランドコンセプトは「温度によるセルフケア」。 “「サーモス」=保温、温かい”という印象が強い魔法びんブランドとして、スタート時はルームソックスや起毛ソックス、手首ウォーマー、ネックウォーマーなど12アイテムを展開した。「手首ウォーマーは、テレビでも紹介され、瞬間風速的に好調だったが、継続的にブランドとして定着させるには至らなかった」ことから、2年目はアイテム、販路の拡大に乗り出す。

9月1日には、昨年好評だった“起毛であったかルームソックス”のショート丈(全5色、各1540円)や“手首あったかビーズウォーマ”の足首版“足首あったかビーズウォーマー”(全2色、各3850円)、“微起毛あったかハラマキ ゆったりサイズ”(全3色、各2970円)など10アイテムを投入する。

“足首あったかビーズウォーマー”は手首用の愛用者から生まれた製品だ。ビーズの落ち込みや着用時のフィット感といった課題を解決するため、ステッチの方向や開口部の構造を足首用に最適化した専用設計が特徴。蓄熱性の高いチタン加工ビーズを採用。体温をキャッチし、効率よく熱を蓄えることで、じんわりとした暖かさが持続する。さらに吸湿発熱素材を使用し、肌触りも柔らか。室内だけでなく、パンツの裾に隠して屋外でも使用できるなど、ライフスタイルに応じた汎用性の高さも魅力だ。「寝る時に靴下を履くのが苦手な人でも、足首だけをしっかり温めることで、快眠のサポートになる。まさに“温度を味方にするセルフケア”を体現した製品」と自信を覗かせる。

「将来的にはアウターも展開できたら。今後は飲食シーンだけでなく生活の中でさらなる心地よさを提供していきたい」とし、「アンドオンド」を「サーモス」に次ぐ柱ブランドに育成していく。

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