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特集 巨大百貨店 第14回 / 全16回

JR名古屋高島屋「SCとの相互送客」 化粧品売り場にカンフル剤

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百貨店はその総合力を武器に、独自の価値創出に向けた取り組みを深化させている。サブスクリプションから循環型経済、心を動かす接客体験、デジタル強化に至るまで、多様なアプローチで消費者と新たな関係を築き始めている。(この記事は「WWDJAPAN」2025年7月21日号からの抜粋です)

CASE 7

RELATIONSHIP

ジェイアール名古屋タカシマヤ

百貨店とSCの相互送客
化粧品売り場にカンフル剤

ジェイアール東海高島屋が化粧品売り場の新たな集客モデルの構築に乗り出した。百貨店「ジェイアール名古屋タカシマヤ(JR名古屋高島屋)」と、隣接する商業施設「タカシマヤ ゲートタワーモール(TGM)」内に出店した化粧品専門店「アットコスメ ナゴヤ(@COSME NAGOYA)」との連携を強化。百貨店と専門店の垣根を越え、両店舗間での相互送客を軸とした施策を始めた。

アットコスメ ナゴヤは、化粧品クチコミサイトを展開するアイスタイルグループが運営する旗艦店で、特に若年層の集客に強みを持つ。化粧品との出合いを提供する“入り口”の役割を果たす同店と、百貨店が長年培ってきたカウンセリング販売を通じて、商品理解や購入意欲の深化につなげる。セルフ販売と接客販売の特性を補完し合うかたちで、ブランドとの接点を多層的に広げる狙いだ。

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