ファッション
特集 メンズ・コレクション26年春夏

【スナップ】気温よりも”本能”に従うべし。トレンドの兆しは「プラダ」会場外にあり

プラダ(PRADA)」は、2026年春夏メンズ・コレクションをミラノで現地時間6月22日に発表した。今季の来場者の装いで目立ったのは、バリエーション豊かなボタンダウンシャツの着こなし。ロングスリーブとショートスリーブ、グラフィカルなプリントからプレーンな無地まで、その選び方は十人十色。前ボタンを留めて一枚で着こなすか、インナーを効かせてラフに羽織るレイヤードも見受けられた。共通していたのは、どれも程よくゆとりを持たせたリラックスしたサイズ感だ。

昨シーズンのランウエイルックから踏襲した、パジャマ風のセットアップやスラックスとの組み合わせも目を引いた。今季は他ブランドのコレクションでもこの流れが見られ、パジャマスタイルが次なるトレンドの本命として浮上している。

足元は、スニーカーよりもレザーシューズが優勢で、クラシカルなローファーや、フリンジ付きのモンクストラップなど、きちんと感を添える選択が多い。一方で、35度を超える猛暑の中でもエンジニアブーツやウエスタンブーツを履きこなし、あえて季節感を無視した自由なスタイルで来場する姿も見られた。ニットウエアやレザージャケットも同様に、気温に左右されず“本能”のままにファッションを楽しむゲストの姿勢は、昨今の「プラダ」の思想と響き合っている。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“カワイイ”エボリューション! 2026年春夏ウィメンズリアルトレンド特集

「クワイエット・ラグジュアリー」の静寂を破り、2026年春夏のウィメンズ市場に“カワイイ”が帰ってきました。しかし、大人がいま手に取るべきは、かつての「甘さ」をそのまま繰り返すことではありません。求めているのは、甘さに知性と物語を宿した、進化した“カワイイ”です。「WWDJAPAN」12月15日号は、「“カワイイ”エボリューション!」と題し、来る2026年春夏シーズンのウィメンズリアルトレンドを徹…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。