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連載 エディターズレター:BEAUTY ADDICT 第109回

“肌が応える”国産原料の底力

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WWDBEAUTY」5月26日号で農業に焦点を当てた特集を担当して以降、発表会で原料の栽培について語られると、興味関心度がより高まっています。先週、今週で出席した発表会では、リニューアル製品のお披露目が多かったのですが、いずれも自社・協力農場で栽培した植物を原料に採用していました。

例えば、アルビオンの「フラルネ(FLARUNÉ)」は、中国から長寿の薬草として伝わり、沖縄県宮古島の協力農場で栽培したハートリーフをアルビオン沖縄研究所が化粧品原料化し、オリジナル成分として配合してリニューアルします。ハートリーフは有機JAS認定を取得した畑で栽培し、1枚ずつ丁寧に手摘みで収穫しています。最大で年4回収穫できるため、安定的な原料調達が可能に。同社では今回の取り組みを皮切りに、「宮古島における化粧品用植物の産業化にも貢献していく」とのこと。

ナリス化粧品の主力スキンケアブランド「マジェスタ(MAJESTA)」は、自社のバラ園「ナリス ローズガーデン」で栽培したバラ“月光”から抽出したエキスを配合してリニューアルします。同社は、宮城県登米市に1万坪を超える農地で1万株以上のバラを栽培しています。天候に左右されないように全てハウスで栽培し、手摘みで採取し安定供給ができるように冷蔵庫で保管しているそうです。この成分を使用することで、同社が得意とするふきとり化粧水による角層ケアを洗顔料や乳液でもかなえます。

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