ファッション

イザベル・マランが「H&M」とのコラボを語る

 「H&M」と「イザベル・マラン」のコラボレーションライン「ISABEL MARANT POUR H&M」の発売を3週間後に控えた10月24日、パリでメディア向けのお披露目イベントが開かれた。デザイナーのイザベル・マランと、数々のデザイナーズコラボレーションを仕掛け続けてきたマーガレッタ・フォン・デン・ボッシュH&Mクリエイティブ・アドバイザーが取材に応じた。

 

 チュイルリー公園の目の前に位置する高級ホテル・ウエスティンホテルのスペシャルルームに、ハードなイメージのレザージャケットにホワイトデニム姿で登場したイザベルは「低価格帯の商品を作るのは初めてのことで、私にとってはチャレンジだった」と切り出し、「H&Mの過去のデザイナーズコラボレーションの展開を見てきて、チープな商品を作るのではなく、クリエイティブなデザイナーとコラボレーションをして、クオリティの高い商品を作っていることを知っていたので、声を掛けてもらって光栄だと思った。自分のやりたいようにクリエイションをやらせてもらえたことにも驚いてもいる。ジャケットなどディテールにこだわっているものなどは、マスマーケットに対して作れるものではないと思っていたけれども、それをしっかりと商品化してくれた」と、引き受けた理由や、実際に協業してみての感想を超低音ボイスで語った。

 

 
 今回のコラボでは彼女初のメンズとキッズを発表しているのが大きなトピックスのひとつ。マーガレッタH&Mクリエイティブ・アドバイザーは「一番難しかったのは、メンズとキッズを作る了承を得ることだった。イザベルの『私の服はユニセックスな雰囲気なので、メンズなら大きめのものを、キッズなら小さめのものを着てもらえれば』という考えもわかったけれども、私たちは幅広い人々に本当に自分にあった商品を選んでもらいたいと思ったので、メンズとキッズも作ってもらうことにした。大人と同じテイストで、スカーフやスニーカー、ブーツ、ネックレスやブレスレットなどのアクセサリーまであるし、とてもかわいい」と出来栄えにも自信を見せる。商品の発売は11月14日から。

 

 
(詳細は、「WWDジャパン」11月4日号に掲載予定)

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