「第78回カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)」が5月13〜24日(現地時間)、開催している。広瀬すずや二宮和也ら日本人俳優をはじめ、多数のセレブリティーが各映画のプレミアやフォトコールに姿を見せた。
「遠い山なみの光」
広瀬すず
広瀬すずは、ある視点部門に出品された「遠い山なみの光」プレミアとフォトコールで、アンバサダーを務める「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のドレスを着用した。
プレミアでは、イエローシルクの構築的なドレープスリーブが特徴のロングスリーブのブラックベルベットドレスにブラックサテンのサンダル合わせたコーデを披露。また、同ブランドのハイジュエリーコレクション“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”の“パーセプション”から、0.51カラットのLV モノグラムスターカットダイヤモンドをあしらったイヤリングと、“フレカンス”から、1.59カラットの同ダイヤモンドがセットされたリングを身につけた。
フォトコールでは、3Dジオメトリックモチーフをあしらったシルクウールキャディのアンクル丈ホルターネックドレスに、ブラックのサテンサンダルでコーディネート。同ブランドのファインジュエリーコレクション“ル ダミエ ドゥ ルイ·ヴィトン”から、ホワイトゴールドとダイヤモンドのリングをチョイスした。
「8番出口」
二宮和也
ミッドナイト・スクリーン部門に選出された「8番出口」主演の二宮和也は、「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」のタキシードで「カンヌ」デビューを果たした。
小松菜奈
小松菜奈は、アンバサダーを務める「シャネル(CHANEL)」2025年春夏オートクチュール・コレクションのルックから、ブラックレース、シルクシフォン、ブラックサテンで構成したドレスを着用。袖とベルトの刺しゅうには約5万6300個のパーツ、ラッフルの刺しゅうには約5800個のパーツを使用し、約580時間かけて制作された。ジュエリーは、同ブランドハイジュエリーコレクションから、18Kホワイトゴールドにダイヤモンドの麦の穂をあしらった“ブラン ドゥ ディアマン”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“コメット コレクション”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“ココ クラッシュ”イヤリング、18Kホワイトゴールドとダイヤモンドの“カメリア コレクション”リングを身につけ、ルックを完成させた。
小松は、フォトコールでも「シャネル」の衣装で登場。同ブランド2025-26年秋冬コレクションから、パテントレザーのドレスとスパンコールを織り込んだプルオーバーを着用した。
「エディントン」
エマ・ストーン
オフィシャル・コンペティション部門に出品の「エディントン」に出演したエマ・ストーン(Emma Stone)も、アンバサダーを務める「ルイ・ヴィトン」のカスタムドレスを身にまとった。ホワイトのシルククレープ地のスリーブレスドレスには、ステッチを施し、左右非対称な形にしたライトシルクの掛け襟がついている。アクセサリーは、“アウェイクンド ハンズ アウェイクンド マインズ”の“セデュクション”から、エメラルドのイヤリングとLV モノグラムスターカットダイヤモンドがついた“フェノメナル”からリングを身につけていた。
同映画で共演したペドロ・パスカル(Pedro Pascal)は、短めのトレーンがついたドレスに身を包んだストーンをエスコートしていた。
アンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)は、「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」25-26年秋冬コレクションから、シャンパンカラーの輝くドレスを着用。カシミアとシルクに刺しゅうした織物パターンとスパンコールを施した繊細なディティールが光っていた。また、ストラップレスのネックラインとフィットする上半身がエレガントなポプリンスカートに流れるシルエットも特徴だ。アクセサリーはシンプルに、「ショパール(CHOPARD)」のネックレスを合わせた。
「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」
トム・クルーズ
アウト・オブ・コンペティション部門でプレミア上映が行われた「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」主演のトム・クルーズ(Tom Cruise)は、「ジョルジオ アルマーニ」のブラックタキシードに、グロッシーなシューズでレッドカーペッドに登場。一方フォトコールでは、バーガンディーのシャツとパンツで姿を見せた。
ハル・ベリー
審査員を務めるハル・ベリー(Halle Berry)は、「セリア クリスアリオティ(CELIA KRITHARIOTI)」のドレスでレッドカーペットに出席。コルセットスタイルの上半身に、前面にピンクのギンガムチェック、背面にブラックのもこもこの生地をつけたボリューミーなスカートが目を引いた。シューズには、「アクアズーラ(AQUAZZURA)」から、アンクルストラップにクリスタルを埋め込んだ“コメット”パンプスをチョイスした。
ハイディ・クルム
ハイディ・クルム(Heidi Klum)は、ホログラフィックに光るシルバーのスパンコールを全体にあしらい、短めのトレーンをつけた「エリー サーブ(ELIE SAAB)」のドレスを着用した。
ゾーイ・サルダナ
ゾーイ・サルダナ(Zoe Saldana)のスリーブレスのブラックドレスは、「サンローラン(SAINT LAURENT)」のもの。オーバーサイズのレザージャケットをカジュアルに羽織り、同ブランドのメタリックゴールドのウェッジヒールサンダルを合わせ、エッジの効いたルックを披露した。
エヴァ・ロンゴリア
ハル・ベリーと同じく審査員を務めるエヴァ・ロンゴリア(Eva Longoria)は、「エリー サーブ」24-25年秋冬コレクションから、ロシアのホフロマ絵画に着想を得たドレスを着用した。
「アルコ」
ナタリー・ポートマン
特別招待作品の「アルコ」で声優を務めたナタリー・ポートマン(Natalie Portman)は、「ディオール(DIOR)」のカスタムドレスで登場。1951-52年秋冬オートクチュール・コレクションに登場した“メキシコ”ドレスにインスパイアされた、チュールとブラックベルベットのイブニングドレスをまとった。シルバーの鱗の刺しゅうを施したこのドレスの制作には700時間を要した。フォトコールでも、「ディオール」を着用。875時間を費やした刺しゅうを施したブラックのケージドレスに身を包んだ。
「ダイ・マイ・ラブ」
ジェニファー・ローレンス
オフィシャル・コンペティション部門に選出された「ダイ・マイ・ラブ」主演のジェニファー・ローレンス(Jennifer Laurence)も「ディオール」のドレスで登場。1949年の“プーランクドレス”にインスポレーションを得た、オフホワイトのシルクタフタのカスタムメイドドレスを着用した。
「Highest 2 Lowest」
リアーナ
黒澤明監督の映画「天国と地獄」を再解釈した「Highest 2 Lowest」のプレミアには、リアーナ(Rihanna)がASAP・ロッキー(ASAP Rockey)と共に来場。リアーナが着用したのは、「アライア(ALAIA)」のスカイブルーのドレスで、胸元や肩にかけてドレープがかかるネックラインのスカーフと第3子の妊娠中で大きくなったお腹を覗かせたカットアウトが特徴。同色のヒールとクラッチバッグ、蝶と葉をモチーフにしたダイヤモンドのイヤリングなど「ブシュロン(BOUCHERON)」のジュエリーを合わせてコーデを仕上げた。
ASAP・ロッキー
ASAP・ロッキーは、同映画のフォトコールに夏らしいスーツ姿で登場。爽やかなホワイトのスーツとスクエアゴールドバックルのベルトは「ミュウ ミュウ(MIU MIU)」のもので、ジャケットの中には黒いシャツ、足元には同ブランドのブラウンレザーのローファーをチョイスした。
アクセサリーには、ロッキーがクリエイティブ・ディレクターに就任した「レイバン(RAY-BAN)」のサングラス、チャンキーなイヤリング、キラキラの指輪に、ローズゴールドの腕時計を合わせた。