サステナビリティ

アダストリアがエコミットと衣類循環の新スキーム始動 「グローバルワーク」など190店舗で

アダストリアとエコミット(ECOMIT)は、衣類の循環を促進する新たなスキームを構築した。3月1日より、「グローバル ワーク(GLOBAL WORK)」を中心に、アダストリアの約190店舗において、エコミットが展開する資源循環サービス「パスト(PASSTO)」を活用した衣類回収を開始する。アダストリアはこれまで、衣料品在庫の焼却処分ゼロを方針に掲げ、「燃やさない、捨てない」ための施策を推進してきた。「パスト」を通じて、不要になった衣類を捨てるのではなく、次の人につなげる選択肢を提供する。

回収した衣類は全国にあるエコミットの循環センターに集められ、エコミットとアダストリアが共同で策定した独自の選別基準に基づき、エコミットの専門スタッフ「プロピッカー」によって選別される。選別後の衣類は、アダストリアグループの店舗(OFF STORE)でリユース製品として販売されるほか、国内外でリユース品として再流通される。また、「パスト」から回収した衣類の一部も「オフ ストア」で販売する予定。リユースが困難な衣類は素材別に選別し、リサイクルパートナーと協力して資源として再活用。ポリエステル100%の衣類を伊藤忠商事のリサイクルポリエステルブランド「レニュー(RENU)」のプロジェクトを通じてリサイクルポリエステルに変換し、アダストリアが展開する商品の一部に採用する。

実施店舗は「グローバルワーク」(GLOBAL WORK)、「ベイフロー」(BAYFLOW)、「レピピアルマリオ」(REPIPI ARMARIO)、「レプシィム」(LEPSIM)、「ローリーズファーム」(LOWRYS FARM)、「フォーエバー21」(FOREVER 21)、「オフ ストア(OFFSTORE)」の約190店舗。回収対象商品は衣類(こども服、トップス、ボトムス、ジャケット、コート、シャツ、スカートなど)。

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