
阪急うめだ本店の化粧品売り場は多層階で展開しており、3階のフロアではモードファッションを入り口として、ビューティエリアの回遊性が高まり新規客の獲得につながっている。今年は、大型イベントの成功体験を糧に新たな美容領域に注目する。原田和也・阪急阪神百貨店 第1店舗グループ 阪急本店 ビューティー営業統括部 化粧品商品部MD(マーチャンダイザー)に2024年下半期の商況を聞いた。(この記事は「WWDJAPAN」2025年2月24日号特別付録ビジネスリポートからの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)
阪急うめだ本店の化粧品売り場の7〜12月の売上高は前年同期比25%増と好調に推移した。館内のファッション売り場との相乗効果で新規客の取り込みが進み、訪日客の需要回復も追い風となった。
化粧品売り場は多層階(2、3、7、8、10階)で展開し、特に3階は若年層を中心に、男性同士やカップルでの来店などジェンダーミックス化が顕著。3階は、壁面にフレグランスを中心としたライフスタイルMDを配置し、エスカレーター付近にはエントリー層にも訴求力のあるブランドを展開する。
さらに、同フロアにあるモードファッションを入り口とした新規客の集客も、ビューティエリアとの回遊、買い回りと新たな顧客層の獲得に寄与している。中でも「ル ラボ」と「シロ」が人気で、売り上げを大きく伸ばした。
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