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連載 エディターズレター:FROM OUR INDUSTRY 第157回

市場開拓の軸足は、グレーターチャイナからグローバルサウスへ

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市場開拓の軸足は、グレーターチャイナからグローバルサウスへ

近所のスーパーではポッキーの風船や、風船で遊ぶ子ども達を何度も見かけたのに、「独身の日」のことはすっかり忘れ、気づけば11月12日になっていました(苦笑)。みなさんは、いかがだったでしょうか?

冷静に振り返れば、「独身の日」ことW11当日は、上の記事の取材でコーセー(KOSE)に伺っていました。記事の通り、中国事業に関する言及や質問は多かったのですが、「今日は『独身の日』ですね」や「今年のW11は〜」なんて話は皆無です。ビューティ業界における、W11の凋落ぶりが伺えます。

振り返れば、数年前からW11については「こんなんでいいの!?」という声が上がっていました。私がお会いした中で最初にハッキリお話になったのは、アルビオン(ALBION)の小林章一社長。おそらくコロナ渦中だったと思いますが、「昨年参加したけれど、信じられない値引きをしなければ売れないイベントの意味が見出せなかった」という趣旨でした。同じ頃、ライバルメーカーは値引き販売をしてしまい、同じブランド・製品を販売する日本の専門店から批判の声があがっていたように記憶しています。

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