
いま、マスカラの“原点回帰”が進んでいる。コロナ禍でカラーマスカラが人気を集めていたが、最近はベーシックな黒や茶のマスカラが活発に動いている。今回は、「プラザ」に1月のマスカラ売り上げトップ5を聞いた。
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【プラザ「マスカラ」売り上げTOP5】
1位「エテュセ」“アイエディション (マスカラベース)”(全1色、1320円)
2位「ウォンジョンヨ」“ヌードアイラッシュ”(全3色、各1430円)
3位「メイベリン ニューヨーク」“スカイハイ”(全6色、各1639円)
4位「デジャヴュ(DEJAVU)」“ラッシュアップマスカラ”(全2色、各1320円)
5位「キャンメイク(CANMAKE)」“メタルックマスカラ”(全2色、各990円)
加藤悠里プラザスタイル 商品二部 H&B課課長は、「『透明感』『束感』など人気のキーワードも目立つが、全体傾向としては根元からしっかりとカールアップし目元を強調するブラックのマスカラがトレンドだ。特に、まつ毛1本1本をセパレートするタイプが支持されている」(加藤悠里プラザスタイル 商品二部 H&B課課長)と分析する。
ランキング1位の「エテュセ(ETTUSAIS)」は、「透明ブラック液で、固めず軽やかに長時間カールをキープする、プラザの2023年ベスコスの殿堂入りをしたベストセラーのマスカラ。下地としてももちろん、ナチュラルで透明感のある仕上がりが叶う単品使いも人気だ」。
2位「ウォンジョンヨ(WONJUNGYO)」は自まつ毛に自然になじむシアーな透け感発色マスカラ。「コームタイプでまつ毛1本1本を綺麗にセパレートして、ナチュラルながらカールキープにも優れる。人気のあまり、入荷してもすぐに品薄状態だ」。3位は「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」で「ブラシとコームのいいとこ取りのヘッドが、まつ毛を1本1本根元からしっかり上げると話題に。スカイハイのブームをキッカケに、ブラックカラーのマスカラの人気が続いている。2年連続でプラザのベスコス受賞も頷ける」。
4位「デジャヴュ(DEJAVU)」もプラザの2023年ベスコスで殿堂入りを果たした。「うぶ毛のような細く短いまつ毛まで逃さず1本1本を際立たせる超極細ブラシが特徴。密着性が高く、なめらかさも兼ね備えたフィルムタイプで、ダマにならず綺麗なセパレートまつ毛に」。5位には、12月にプラザ先行販売でヒットした「キャンメイク(CANMAKE)」がランクイン。「メタルコームの束感マスカラ。均一なピッチで、ほどよく数本のまつげを束ねる金属コームは競合が少なく、SNSでも話題に。重ね塗りする度に仕上がりの印象が変化し、自分好みに」。
――― 担当者おすすめの「マスカラ」は?
加藤悠里プラザスタイル 商品二部 H&B課課長(以下、加藤):「ヒロインメイク」“ラッシュリフトマスカラ 01ゼリーブラック”(1540円※数量限定)。トレンドの束感まつ毛と、まるでまつ毛パーマをかけたようなリフト力がある。グロッシーパールが配合され、濡れたような艶感のある仕上がりになる。
――― 「マスカラ」以外で好調なカテゴリーは。
加藤:スキンケアカテゴリーだ。マスク生活から解放されて以降、肌のコンディションを重視し、美肌ケアを強化する傾向が続いていることと、全顔メイク欲が高まったことで“落とすケア”も再燃している。信頼感のあるダーマコスメや、効果実感を連想させる美容医療発想をうたうアイテムが人気だ。引き続き“成分トレンド”もみられ、注目の成分が複数配合されたハイブリッドなアイテムも増えている。
メイクアップでは、リキッドファンデーションに注目している。特に、「メイベリン ニューヨーク」の“SPステイ ルミマット リキッドファンデーション”(全6色、35mL、各2992円)は、超薄膜で軽い付け心地の高密着ファンデーション。崩れにくさもデパコスに匹敵すると感じる。