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リシュモン、傘下YNAPの株式100%売却も視野に 23年10〜12月期決算は日本やアジアが堅調

カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)の2023年10〜12月期(第3四半期)決算は、売上高が前年同期比3.5%増の55億9300万ユーロ(約8836億円)だった。

地域別に見ると、欧州は同3.9%減の12億2600万ユーロ(約1937億円)だったものの、日本を除くアジア太平洋地域は同7.7%増の20億4900万ユーロ(約3237億円)、日本は同7.7%増の5億1400万ユーロ(約812億円)、南北アメリカは同2.6%増の13億5500万ユーロ(約2140億円)と堅調だった。これは中国、日本、北米でジュエリーの需要が旺盛だったためだという。

リシュモンは、傘下のラグジュアリーEC大手ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の株式の47.5%を、高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)に売却する予定だった。しかし、取引が成立する前にファーフェッチが経営破綻の瀬戸際にあることが明らかになり、23年12月に韓国の大手EC企業クーパン(COUPANG)が買収。これを受け、リシュモンは取引を中止した。

ブルクハルト・グランド(Burkhart Grund)=リシュモン最高財務責任者は、今回の決算発表の際、同社が「YNAPの新たな支配株主を探して」おり、株式を100%売却することも検討していることを明らかにした。また、すでに複数の一方的な買収案が寄せられていることから、12カ月以内に売却する「妥当なチャンス」があるとした。なお、現在は非継続事業として記載されているYNAPの第3四半期の売り上げは、同14%減(現地通貨ベースでは同11%減)だった。

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