ファッション
特集 「WWDJAPAN」DXアワード 第5回 / 全7回

既存の資産・技術、組織設計、売り方まで全体を現代風に「アップデート」

有料会員限定記事

イノベーション賞

今回の「DXアワード」では、①サステナビリティ&ESG ②幸福度/CX ③既存の技術アップデート/イノベーション ④産業全体のグッドウィルの後押し/バリューチェーン―という4つの指針を掲げた。ファッション&ビューティ産業の健全かつ持続可能な成長のためには、この4つが重要だと確信している。新しいテクノロジーやサービス、テック企業の存在が、新しいファッション&ビューティ産業の未来の姿を描き出すと信じている。(この記事は「WWDJAPAN」2023年11月20日号からの抜粋です)

フィジカルとデジタルを融合
既存技術のアップデートを目指せ

「DXアワード」の3つ目の賞は「イノベーション賞」で、リングブル(LINGBLE)の「グローバルガイド/リングブル(Lingble)」が受賞した。リングブルのユニークな出自と経営スタイルについては、こちらのインタビューを参照してほしいが、同社が審査員から高く評価を受けたのは、自らリスクを負いながら、日本企業の課題であるグローバル市場攻略のためのノウハウと資産を確立していった点にある。同社の原田真帆人CEOが言う通り、「グローバル市場の攻略に、奇手や魔法の杖はない。必要なのは、現地で当たり前の決済手段が使え、早く正確に購入者の手元に届けられること。だが、それが難しい」。まさに金言だ。テクノロジーだけに逃げず、高い壁を克服することに真摯に向き合う、その姿勢こそがイノベーションの本質であり、リングブルはそれを見事に成し遂げている。

この続きを読むには…
残り794⽂字, 画像4枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。