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特集 LVMH大解剖

LVMH ブランドの ターニングポイントと現在地:ビューティ編【LVMH大解剖】

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LVMH ブランドの ターニングポイントと現在地:ビューティ編【LVMH大解剖】

ビューティ業界では、セレクティブ・リテーリング部門の傘下にある化粧品小売のセフォラ(SEPHORA)を含むものの、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の売上高は前期比17%増の77億2000万ユーロ(約1兆653億円)と業界6位。目の前の業界5位は、同5.7%増で1兆700億円の資生堂に肉薄してきた。ちなみにトップは、LVMHを上回る同18.5%増という成長率を誇る、同じフランス企業のロレアルだ(以上、「WWDBEAUTY」2023年7月24日号から)。とはいえ、現在「ディオール(DIOR)」は絶好調。日本では「ロエベ(LOEWE)」や「セリーヌ(CELINE)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」など、ファッション&レザーグッズ部門の傘下にあるブランドのフレグランスやキャンドルが存在感を増しており、まだまだ成長できそうだ。(この記事は「WWDJAPAN」2023年8月28日号からの抜粋です)

オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)

創業 1803年

ブランドディレクター:
ヴィクトワール・ドゥ・タイヤック(Victoire de Tailac)

OFFICINE UNIVERSELLE BULY

自然素材を使った化粧品による美容法を広めた、パリ創業の“総合美容薬局”がルーツ。2014年にリローンチし、17年には東京・代官山に店舗を構えた。以降、日本ではアーティスティック・ディレクターのラムダン・ドゥアミ(Ramdane Touhami)が親日家なこともあって18店舗を出店、グローバルで最も大きな市場だ。LVMHは21年秋、自社の投資ファンドのLVMH ラグジュアリー・ベンチャーズを通して投資した後に買収した。リローンチしたヴィクトワール・ドゥ・タイヤック=プロダクトストラテジー、イメージ&コミュニケーションディレクターは当時、「コロナで大打撃を受けた」とコメントした。売り上げの3〜4割は水ベースの香水。

ゲラン(GUERLAIN)

創業 1828年

社長兼CEO:
ガブリエル・サンジュニ・ロドリゲス(Gabrielle Saint-Genis Rodriguez)

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