ファッション
連載 今週の特集お届け隊

販売員のデジタル発信を考える 「今週の特集お届け隊」2022年11月7日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月7日号からの抜粋です)

小田島:ECの利便性が高まって、「わざわざ店に行く理由」がより求められる時代になっています。コロナ禍によって、販売員がSNSで商品をアピールする機会が増えましたが、そうした投稿が来店のきっかけになるケースが増えています。今号は毎年恒例の販売員特集ですが、今年は「SNSも活用した接客のリアル」に着目しました。

澤田:私が取材した販売員は、プライベートな時間でSNS投稿用の動画を作るのを楽しんでいるようでした。そのSNSに投稿した“作品”もメイクスキルの評価の対象になるとのこと。SNSという新しいツールが出てきて、それに対応した働き方も変化の最中なのかもしれないですね。

小田島:そうですね。店長座談会も行って、店としてSNSなどへの投稿時間をどう捻出・管理しているかなどを語ってもらいました。“顧客対応時間”として、バックヤードでの作業時間を設けたり、1人でも撮影できるようにスタンドを用意したり、工夫していました。動画編集が必要になるTikTokともなるとかなり時間と技術が必要ですね。

澤田:私はインスタグラムのリール投稿が一番反応がいいと聞きました。メイクによる変身動画が好評なようです。

小田島:確かに、ファッションもビューティも、現時点ではインスタグラムが最も親和性が高いと考えられているようですね。

澤田:ただ、SNSに強い販売員も、店頭接客の現場では非常に地道であるとつくづく感じました。提案の引き出しを増やすため常にアンテナを張って、お客さまが求めていることの少しだけ先を見せてあげる。時代は変わっても販売の基本は変わらず、飛び道具はないと感じました。

小田島:SNSを使った販売員の発信は過渡期で、まだ正解はないともいえます。ただ、客とのタッチポイントを増やしたいという声は必然ですよね。シフトを回すのは大変そうでしたが、SNSのためにスタイリングを組むことが接客の練習になった、スナップ投稿経由でECで商品が売れて、やる気につながったなど、良い面は多そうでした。うまく取り入れている所は好調そうです。

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