ファッション
連載 販売員特集2022

「チャールズ&キース」の再出発を現場から支える販売員 Z世代らしい柔軟さと人当たりで心つかむ

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 「この仕事が自分の天職だと思っているんです」。そう語るのはバッグ&シューズブランド「チャールズ&キース(CHARLES&KEITH)」ルミネエスト新宿店で販売員を務める高松優希さん。元々大の人見知りだったという彼女は、高校生のときの文化祭での接客体験をバネに今や2021年度のブランドの個人売り上げ1位を獲得し、スタッフからも「あんな販売員になりたい」「あんな接客がしたい」と憧れられる存在だ。(この記事は「WWDJAPAN」2022年11月7日号販売員特集からの抜粋に加筆しています)

シューズ&バッグだからこそ呼び込む
多様な来店客の1人1人に寄り添う

 来店客の男女比が約1:9という店舗で、男性のお客さまから「男性だと自分の好きなアイテムを見ていてもギフト目的の来店と思われることが多い。初めて自分の好みに寄り添った接客を受けられた」と本社にコメントが届いたことも。「最初は『ギフトを探しているのかな?』と思いましたが、話をしているうちに『この人は純粋にブランドのバッグが好きで来店をしたんだ』と気がついて、接客のシフトチェンジができました」。

 今年26歳になったという高松さんは、上野文郁ストアマネージャーからも「お客さまから『高松さんは今日いるか』『小柄で一つ結びのお姉さんはいるか』と名指しで指名を受けることが多い。お客さまに覚えてもらえる接客が体現できています。男性だからギフトだろうと決めつけないで、『この人はどういったアイテムを持ちたいのだろう』という気持ちを汲み取っている。学ぶ姿勢を持って一人一人を見て、日々吸収しながら接客をアップデートしているのが伝わります」と評価を受ける。

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