ファッション
連載 Makuakeが寄り添った応援されるブランドへの挑戦

大手も一目置くオザキプリーツの挑戦 Makuakeが寄り添った応援されるブランド VOL.7

有料会員限定記事

ブランドに“余白”を持たせ、柔軟性のあるモノづくりを

 今回お話を伺ったのは、創業40年以上の歴史を持つプリーツ加工一筋のメーカー、オザキプリーツです。福岡市に拠点を構える同社は「提案型のオザキ」ともいわれ、これまで国内外の大手アパレルメーカーに対してさまざまな角度から企画提案し、プリーツに関わるアイテムの製造に携わってきました。プリーツ加工にこだわり続け、「マックス プリーツ」「プリ オリオレ」などの特許技術も開発したオザキプリーツには、某大手アパレルメーカーも一目置くほどです。アパレルメーカーやデザイナーのニーズに応える形でプリーツ加工アイテムを提供してきた同社が、新しいモノづくりの形に挑戦し、Makuakeを活用した新商品の開発・販売に挑んでいます。プリーツ加工技術をデニムに応用した「デニムワイドパンツ」に始まり「ウェーブデニム」「見返りプリーツデニムシャツ」「プリーツリンクルシャツ」と、4つのプロジェクトを実施しています。いずれも成功をおさめ、合計1000万円以上の応援購入を集めています。

創業から40年以上、プリーツに こだわり続けたメーカーの矜恃

 近年プリーツはトレンドとして注目を集め、街中でスカートやシャツなどプリーツを見かける機会も多いですが、その歴史はかなり古く、紀元前3000年ごろの古代エジプト時代からあったともいわれます。オザキプリーツの社是には「プリーツは古代からの贈りもの」といった言葉が記されています。

 そんな歴史あるプリーツの加工メーカーとして、オザキプリーツが立ち上がったのは1979年。かつてはウール生地が主流だったこともあり、プリーツを作るにはアイロンで1ヒダずつ作る必要がありましたが、熱を加えると形状記憶する素材のポリエステルが出てきてからは、プリーツ加工のブームが到来。その流れに乗る形で、現社長の尾﨑義行さんがオザキプリーツを立ち上げました。

この続きを読むには…
残り1806⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ミラノコレ総括 「プラダ」のミックス&マッチにトレンドの兆し

「WWDJAPAN」10月7日号は、2025年春夏ミラノ・ファッション・ウイークを総括します。今季はデザイナーらが考える「生き方」が表出したシーズンでした。個々が抱える生きづらさを出発点に、批判の目を持って疑問を呈したり、ポジティブに現実を受け止め軽やかに生きるための術を提案したりといった表現が目立ちました。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。