ファッション

シュールレアリストの代表格、エルザ・スキャパレリの回顧展が開幕 レディー・ガガ着用のドレスも展示

 1920年代後半から30年代にかけて活躍したイタリア人デザイナー、エルザ・スキャパレリ(Elsa Schiaparelli )の回顧展「ショッキング!エルザ・スキャパレリのシュールな世界(SHOCKING! THE SURREAL WORLDS OF ELSA SCHIAPARELLI)」が7月6日、パリ装飾美術館で開幕した。会期は2023年1月22日まで。シュールレアリスムの美学を取り入れ、ファッションとアートの融合を表現したことで知られるスキャパレリの大胆かつユニークな世界をたたえる展示となっている。

 彼女が描いたデザイン画で埋め尽くされた部屋から始まる同展では、200点以上のウエアやアクセサリーに加え、彼女と親交のあったアーティストのサルバドール・ダリ(Salvador Dali)やジャン・コクトー(Jean Cocteau)、マン・レイ(Man Ray)らが制作した作品も展示。そのほか、現在アーティスティック・ディレクターを務めるダニエル・ローズベリー(Daniel Roseberry)の手がけたコレクションやジョー・バイデン(Joseph Robinette Biden Jr.)米大統領の就任式でレディー・ガガ(Lady Gaga)が着用したカスタムドレス、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)やアズディン・アライア(Azzedine Alaia)、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)らがスキャパレリのスタイルにオマージュを捧げたルックもあり、合計577点が並ぶ。

 また「スキャパレリ」は2022-23年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイーク初日の4日、同美術館で最新コレクションを発表。ゴールドの植物モチーフがあしらわれたアシンメトリージャケットなど、ショーで披露されたばかりの一部アイテムも展覧会に展示されている。

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