ビューティ

アルビオンからスキンケアシリーズ“フラルネ”誕生 「“フラルネ”は“エクサージュ”の延長線上ではない全く新しいシリーズ」

 アルビオンは8月18日、スキンケアシリーズ“フラルネ(FLARUNE)”を立ち上げる。これまで同社が培ってきた知識や経験を生かし、“個性に寄り添う”スキンケアシリーズとして、クレンジング2種、洗顔料1種、乳液2種、化粧水1種、美容液3種の9種12品をラインアップ。価格は税込2750~5500円。“肌性格”に合わせて選ぶ3つの美容液“ビビッドチューナー”をキーアイテムとして展開する。

 “フラルネ”は、「肌状態は悪くない。でもなんとなくパッとしない」「もっときれいになりたい」といった、人それぞれ異なる複合的であいまいな肌悩みに対し「あふれる情報にさらされていて、自分に何が必要かわからない人たち」をターゲットに、一人一人の肌に寄り添い、今以上の美しさをかなえたいという思いから誕生した。
 
 シリーズ名は、フランス語のFortune(運命)とFlacon(小瓶)を掛け合わせた造語で、「一人一人がより輝くきっかけとなる“運命の小瓶”でありたい。出合ったことで今の自分の限界を突破して、より輝くきっかけをつかんでほしい」という願いを込めた。香りは全アイテム共通で、レモンやゆずなどのシトラスやスペアミントなどのハーブの爽やかさに天然香料の甘さとスパイシーさを加えた“スパイシーハーバール”。パッケージは、バイオマスプラスチックを採用し、優しさを感じさせる色や丸みを帯びたフォルム、手にしっくりフィットするようなマットな質感で、手にとりやすいデザインに仕上げた。

 シリーズ共通のトリートメント成分としてたけのこ皮エキスを使用。抗酸化作用やコラーゲン合成促進作用を期待でき、酸素や栄養素が肌にいきわたりやすくなる毛細血管強化作用があるという。そこで、シリーズ共通の働きとして毛細血管にアプローチし、各アイテムのトリートメント効果を最大限に発揮できる肌づくりを目指す。

 キーアイテムの美容液“ビビッドチューナー”は、肌タイプだけにとらわれず、新たなアプローチとして肌の性質や状態、トラブルの傾向から肌にも「性格」があると導き出し、“肌性格別”の3品を用意する。ごわつきやすくトラブルが起きやすい“やる気肌”にアプローチする“ビビッドチューナー YR”(40mL、税込5500円)、バリア機能が低下し外的刺激を受けやすい“はかなげ肌”にアプローチする“ビビッドチューナー HK”(40mL、税込5500円)、時々トラブルが起きやすい“気まま肌”にアプローチする“ビビッドチューナー KM”(40mL、税込5500円)をラインアップする。

 このほか、クレンジングオイルは2種をそろえ、スピーディにオフし、すっきりクリアな肌に導く“フワリィ クレンジングオイル”(200mL、税込3300円)と、とろけるようなテクスチャーでしっとりクリアな肌へに導く“ソフトフォンデュ クレンジングクリーム”(170g、税込3300円)を展開する。洗顔料は濃密な泡が特徴の“ストリンギー ウォッシュ”(120g、税込2750円)の1種を用意。乳液は2種で、ともに肌の“キメ”に着目。まろやかにとろける感触が特徴の“フルリファイン ミルク M”(110g、税込3300円/200g、税込5500円)と、コクのある濃密な感触が特徴の“フルリファイン ミルク EM”(110g、税込3300円/200g、税込5500円)をそろえる。化粧水は1種で、セラミドを配合し乾燥やくすみにアプローチする“ハイドロボム”(110mL、税込3300円/200mL、税込5500円)を用意する。それぞれキャッチーな商品名にもこだわったという。スキンケアのステップは“エクサージュ(EXAGE)”同様に、クレンジング、乳液、化粧水、美容液の順を推奨している。

 同社は直近でスキンケアシリーズ“エクサージュ”の生産終了(一部製品除く)を発表したが、小林章一アルビオン社長は、「“フラルネ”は、“エクサージュ”の延長線上ではなく、全く新しいコンセプト、全く新しい美容理論、全く新しいシリーズとして開発することを決断した」と話す。

 “エクサージュ”は、小林社長が1995年にアルビオンのマーケティング部門の責任者に就任した際に、最初に手がけた仕事であったという。97年秋の発売当初、当時16歳のナタリー・ポートマン(Natalie Portman)を広告に起用し話題を集め、“潤いのある赤ちゃんのようなみずみずしい肌をつくる”というコンセプトのもと、新客を獲得しながら、同グループの中で売り上げの中核を担うシリーズとして成長してきた。“エクサージュ”の誕生から25年が経ち、リニューアルもしくは、新シリーズを開発するのか社内で議論を重ねた結果、「多様性や個性を尊重する今の時代に、お客さま一人一人の肌の個性に寄り添う全く新しい発想のスキンケアシリーズを開発した」と話す。「当社は創業以来、モノづくりと店頭の接客サービスに会社の全ての力を集中してきた。この2つが当社の中核であり、これからも最も大切にしていくポイントでもある。この新シリーズを通じて一人でも多くのお客さまと出会い、そしてたくさんのお客さまに体験体感していただきたい」とコメントした。

 アルビオンは、「アルビオン(ALBION)」「イグニス(IGNIS)」「エレガンス(ELEGANCE)」「インフィオレ(IN FIORE)」「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」の6ブランドを展開。「エレガンス」のメイクライン“エレガンス クルーズ(ELEGANCE CRUISE)”は22年4月に販売終了し、「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」は22年6月に販売終了した。

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