ビューティ

ウエラが米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ」を買収

 ウエラカンパニー(WELLA COMPANY)はこのほど、米ナチュラルヘアケアブランド「ブリオジオ(BRIOGEO)」を買収した。取引額は非公開。業界筋によると、同ブランドの売り上げ総額は1億ドル(約126億円)を超えるという。なお、ウエラカンパニーは2020年にコティ(COTY)がヘアケアブランド「ウエラ(WELLA)」やネイルブランド「OPI」、ヘアケアツールブランド「GHD」などを擁するプロフェッショナル部門を分離し、投資会社のKKRと合弁で立ち上げた新会社。「ブリオジオ」は新体制になって初めての買収となる。

 「ブリオジオ」は13年に、元々金融業界出身のナンシー・トゥワイン(Nancy Twine)が立ち上げたヘアケアブランド。マンゴーやケール、アボカドなどのスーパーフードを用いたラインが人気で、ブランド全体で数々のビューティアワードを受賞している。
 
 アニー・ヤング・スクリヴナー(Annie Young-Scrivner)=ウエラカンパニー最高経営責任者は、自社の売り上げは現在2ケタ成長と好調なものの「ブリオジオ」も急速に伸びていることから注目していたという。「われわれよりも速いペースで成長している企業に注目した。中でも『ブリオジオ』はプレミアム価格帯の小売りで絶好調なほか、デジタル戦略でも成功を収めてる」と話す。また、サステナビリティへの注力も買収要因になったという。

 今後はカテゴリーの拡充に加え、さらなる世界展開も視野に入れる。米国では現在セフォラ(SEPHORA)独占で取り扱い、ヨーロッパやアジアにも進出している。

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